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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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近頃、ローライズのボクサーパンツばかりのお陰で、パンツ(下着でない)まで腰履きにしている。しかもトレーニングを徐々に再開したので、ウエストが細くなりベルトなしではズレてくる。「半分ケツ見せ」になりそうである。半ケツに判決。こんなダジャレじゃ、陪審員制度で裁かれてしまう。

今週は比較的ゆったりと時間が過ぎている。アポイントメントも、月曜の2件(住吉の医院と高級車ディーラーでの密談)、木曜と金曜に1件ずつアポがあるくらいだ。しかしそうしている間にも、東京や名古屋からメールが届いたりして、色々動いている案件もありまさにローリングストーンズ、転がり続ける石に苔は生えないが如く、「マチへの想い」への血の巡りはいい。

ブログには先にアップしているが、先日兵庫司法書士青年会の勉強会や、司法書士名称変更についての記事を、朝日新聞のYクンが書いてくれた。頼んだからそうしたのではなく、彼にとっての興味と、今こうした動きがある事をマチに知らせる意味を理解してくれての事である。行政書士と間違われたり、弁護士と何が違うのか、でも弁護士の方が助けてくれそう(テレビでの露出も多いし)などという現状を、ナンとかいい方向に導く事ができれば、僕のデザインも生きてくる。いつも書くが、デザインとは企てであり目論見であり、ひいては謀略ほどに仕掛けないと始まらない。奇をてらうのではなく、踏み出せば前例ができると考える。

先日の日記 (4/21「神戸が危ない」参照)でも書いたが、神戸のマチには軒並み老舗名店も含めて、近頃のカフェやレストランなどが姿を消している。今に始まった事じゃないが、震災を乗り越え復興したマチだと言われる割には、寂しい現状も否めない。それもどこかで書いたが、貿易、港が栄えた神戸なのに、全国チェーンの店は受け入れられ難かったマチであり、古くから親子代々通っているブティック(芦屋、苦楽園などに多し)や、唯一無二の老舗も今も尚存在している。そういったモノが土壌にあるマチだと理解すれば、多店舗展開を続ける事で「成功」だと思われる風潮に対し、「そこにしかない」という考え方で溢れるべきまちづくりが理想的に思えるのだが、反面、全国にある業態も当然の様に増えている。

不思議な事に都会(東京や大阪が解り易い)では、店を広げる事がステイタスの様に語られているが、広げる事で目が行き届かなくなる(飲食で言えば、味が分散してしまう)事で起こり得る現象は、あまり重要視されていない。続く事より、一時の栄華を成功と捉える人も多い様に思うが、店なら「やっぱり本店が良かった」「味が落ちた」「あの頃の方が手作り感があって好き」と言われ、会社なら「創設当初の想いが薄れ始めた」「会社の指針もさることながら、上層部と社員とのギャップがある」「役員(オーナー)がいる時だけ、みんなピリピリしている」などと、キャパシティの越えた受け皿に戸惑いを見せていたりもする。

それはいつも言う様に、ラーメン店の事例にもある「屋台の頃の寸胴鍋がその人のキャパ」かも知れないという事への見極めと、ここまでなら目が届く、しかし近頃はどうやら○号店の精度が落ちているので思い切って閉めてしまおう、という決断にも掛かっている。世の風潮としては「へぇー、○号店かぁ あそこは手広くやっているねぇ」という心理があるのだが、それらを断って(無論古きを温めながら)新しきを踏み出す事も、世間の論調ほどに勇気のいる事ではない。

たまたま友人のいる店が、数店あったものを一つにするらしい。周りはとやかく言うが、アイデンティティなど周囲には解らないものであり、ましてや思惑、デザインなど外部は知る由もない。新しい目論みに、目が離せない。

「志賀さんは、他に飲食店をやりたいとは思わないのですか?」
極稀にそんな事を聞かれるが、いつもはっきりとした答えが僕にはある。

残念ながら、僕は一人しかいない。


※今日のヒトコト
【流行る店をプロデュースする自信あり  僕の店と正反対の戦略にすればいい

※志賀氏的伝言板
4/26(土)バーテンダーズナイト開催決定!


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