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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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15日に日が変わって、午前2時過ぎに店を閉め玉撞き屋を覗き、近くにあるクアハウスに行こうと財布を見るが、持ってたはずの回数チケットをどこかにやっていた。ナンだか幸先悪いぞ今日はなどと思いながらフラフラ辿り着くと、ラッキーな事に月に一度ののサービスデーで半額だった。つまり、幸先のいい日になった。

店に戻って仮眠をとろうと思ったが、あと2時間も寝られなかったので、また玉撞き屋で過ごした。土曜、月曜と撞いた結果がとても悪かったから、修正の意味もあり撞いたがすぐ元に戻っていた。かの野村監督(現楽天)が「未熟者にはスランプがない」と言っていたが「玉」に関しては、僕は熟練者に近かったという事か。

朝6時10分発。新幹線に乗る様になって初めて、出発から目的地まで眠った。新神戸から、実家の京都を通ったのも(新幹線から見える)、名古屋に停まったのも富士山も見ていない。イヤホンマイクで到着10分前にアラームを鳴らさなかったら、多分起きられなかったはずだ。窓側の指定席を取っていて良かった。

新横浜に8時40分に着くと、ホームに博報堂のMクンが迎えに来てくれて、改札を出るとビーサン男Nクンが待っていた。新横浜の雰囲気はまさしく「新」横浜で、崎陽軒のシューマイなどというイメージはなく、無印やユニクロといった商業ビルがデンッと構えている。驚いたのは、ナンと神戸のIkariスーパーがあって、それは西宮夙川辺りに成城石井ができた事と似ていて、横浜にいる感じがしなかった。ビーサン男のビーサンカー(ゴムでできていない)に乗せてくれて、一路逗子葉山に向かう。道中、代理店男のトークとビーサン男のトークに、ビーサンクリエイティブディレクター志賀が絡む。短い時間ではあったが、コンセンサスに至るにはそれほど時間はいらない。互いに「人間」を見る能力がある男達だ。

ドラマなんかで見た「葉山マリーナ」(伊東四朗の「わりぃーね、わりぃーね、葉山ワリィーネ」のギャグを思い出していた)を通り、ナンとか茶屋という老舗料理店や、企業の会長クラスの別荘など、狭い海岸道路をビュンビュン行き交う車越しに見た。一見神戸、しかも僕の住む須磨から塩屋に抜ける通りやマチの雰囲気を思ったりしたが、神戸に品があるとすれば、葉山は上品である。雰囲気のある江の電も快調に走るし、素敵な雑貨店や住宅もあった。神戸には同じ様に山陽電鉄があるが、素敵な風景の見られる月見山から垂水に抜ける海沿いの景色は相当なものであっても、どうやら寂れたイメージでしかない。車体広告やカラーリング、思い切って2両の定期便も作って演出すればいいのに。葉山、やはりここにものスターバックスもあったが、どうやら国内でも有数の「暇」な店舗の様である。この場所には「ならでは」のモノが似合う様だ。

そんなならではの店が、ビーサン専門店「げんべい商店」(ブログに画像)である。今ではユーミンとのコラボや、ビームスにも置いてある。スポーツチームや百貨店、商業施設とのコラボも後を絶たず、パリにも店舗があるというさぞかしリッチな立地(言ってみたかった)かと思いきや、元々履物や日用品の、この辺りのよろずや的店だった名残はそのままに、見事に積み上げたカラフルなサンダル、コラボした商品群のみならず、○げ(まるげ)ブランドTシャツなどのグッズも豊富で凄い。創りたいものを創っているという姿勢はまさしく職人気質で、何よりも店主Nクンが楽しんでいる。こだわりもサラッと言い放ち、相変わらず手作業も忘れない。昼食を葉山マリーナでご馳走になった後(わりぃーね、わりぃーね、葉山ワリィーネ)、逗子駅から50分ほどの電車に揺られ、僕は明治神宮前に向かった。

何がラフォーレ原宿で、どっちが表参道で裏参道はどこにあるのだとキョロキョロしながら、行く宛のイミオ代表K氏に電話をすると、そこから裏道ですぐなので(おぉ、裏参道!)近くのユニクロまで来てくださいと指示を受ける。歩いていると、ん?これは昔あいつと待ち合わせた場所だと、ユナイテッドアローズの偉い人になった男に電話をすれば、今は本社が赤坂にあるとコモエスタ赤坂。いつか探す赤坂サカスと電話を切った。イミオは、僕が最近クリエイティブディレクターを任命されたイタリア家具、MAGISの東京ブランチでもありながら、実はフットサルデザインボールを世に送り出したりしている会社である。フェアトレードで海外生産、近頃はあのナカタ(カウスでない)も注目しているメーカーなのである。方や、ケツメイシのツアーグッズボールなど手掛けていて、これはどこかでビーサン男と繋げたいと思った。コラボレーションは、互いに利益にならないと意味がない。彼らとなら相乗効果が期待できる。

そこから少し予定より遅れて、半蔵門に行く。日本代表広告などで関わった「ぴあ」の本社を訪ねた。サッカー推進部長のI氏のくせに、やたらとラグビー、それも神戸製鋼に詳しい男だ。そこに合流願った葉山ビーサン男と、やはり思った通りに話が弾む。僕の仕事のほとんどは、こうして人を繋げる事だと再認識した。

そこから大井町はすぐなのに、東京駅との連絡がやたらと工事の多い新旧入り組んだ通路を歩いたお陰で上手く連絡できず、神戸に着いたのは午後8時半を過ぎていた。帰りにも寝たが、勿論眠気は解消できなかった。しかしなぜか清々しいのは、神戸での夜の顔も含めて充実した一日だったからだ。

はしゃぎ疲れた子供の様に、この後、僕は深い眠りに就くだろう。

ここに書き切れないほどの、これからの目論見を胸に眠る。


※今日のヒトコト
葉山マリーナは、僕の生まれ年1964にできたそうだ  親近感が湧いたぞ】

※志賀氏的伝言板
「げんべい」N氏、「ぴあ」I氏、5月に会いましょう


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