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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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4月に入った火曜日、店のお客様であるMRさんから抗生物質をもらったお陰で、何となく楽である。と言うか、「物質」という言葉に、死語の香りを感じるのは僕だけであろうか。「物質」と聞くと、なぜかウルトラセブンを思い出す。地球上にはなさそうな石の欠片を草むらで子供が拾う。それがある日光り出す。それは異星の怪獣の卵だった…みたいな感じ。それがどうしたという感じでもある。

改めて書くが、僕は夜には店に立ち、昼間にも仕事をしている。夜はバーで、昼はその店でカレー屋をやっているという安直(死語)な発想ではなく、昼は全く違う、デザインに携わる仕事だ。店が遅くなっても、時折朝から打合せが入ったり、東京日帰り出張なんて事もある。多分今月中旬辺りには、東京に行く。今話題の赤坂サカスという回文みたいなネーミングの場所に、ドンッと構えた大手代理店に出向く事だろう。そこで色々と提案をしてくる。クリエイティブディレクター(以下CD)を担当する数社のアプローチも忘れない。初めて踏み入れる場所には、躊躇せずにいつも通りに臨むのだ。そうすればチャンスを見過ごさなくなる。

そんな全く違う昼夜(中原中也は端正な顔立ちだ)ではあるが、店に来たお客様との会話の流れで、昼の仕事に結びつく事もある。基本的には店の営業時間に打合せと称して昼の話をする事はしない。お客様の入り具合にもよるし、僕を一介のバーテンだと思って来てくれているお客様もいる。しかし面白いもので、火曜は、ほとんどのお客様と「デザイン」について話せた夜だった。

沖縄の酒造メーカーの方は、新しい紅芋の焼酎を持って来て、僕に試飲をさせてくれた。このメーカーさんは定期的に、新しい商品をこうして僕に試飲させて意見を聞いてくる。味や香りについて、思う通りの感想を述べた後、ボトルやエチケットラベルのデザインについて、僕の考えを述べた。泡盛で有名な沖縄ではあるが、イモ焼酎に関しては九州より後発である。なぜに追随するかの様に同じ様なボトルやラベルにするのか、ブランドとして認知されている「沖縄」ならではの、パッケージがあるのではないかなどと熱く話した。「よし、ぜひ仕掛けましょう!今度、役員を連れて来るよ」そう言って支店長さんは出て行った。

関西のプロバスケットボールチームやサッカーチームにコネクションがある男性が来ていた。僕が葉山のビーサン屋さんのCDをしている旨を伝え、なぜビーサンか、グッズとしてストーリーがあるかなどと話しながら、「早速打診してみます!」という元気な言葉をもらって、またこの店の広がりを知った。

今、ある国家資格のブランディングについて色々考えている事はいつか書いたが、そこの青年部会の方々が来てくれていた。タイミングを見ていつもの様にしゃべりまくる。全ての人を納得させる事など不可能に近い話だと思うが、少なくとも話しながら相手の表情を見る余裕があれば、大抵解る。今月中旬にある、この方々の会での講演は、壇上からの講演じゃなく、意見を想いっきり交換したいものである。

夜中、一人の男がやって来た。ポートアイランドの二期工事に関わるプロジェクトの中枢にいる人物である。近々そのプロジェクトチームのある本社でプレゼンをするが、その前にこうして店に来て色々情報(筋書きのある談合みたいなソレでなく)をくれる関係は嬉しい。革新的には非常に変え難い業界ではあるが、そこに風通しを良くする提案をしたいものである。そう、営業ではなく提案をする。

おそらくは、沖縄の紅芋焼酎の飲み易さに酔って、それぞれ色々まくしたてた。しかしながら、仕事から離れた夜のマチにこそ、人の本音や想いを恥ずかしげもなく吐露できる場所があるのだ。そういう感覚を知っている人達となら、相互に笑えるいい仕事ができるのではと、店に立ってる関係上都合よく思っている。


※今日のヒトコト
【それぞれ、すぐに実現するかと言えば保障はない  それだけに、将来を見据えた「持続性のある熱いプレゼンテーション」が必要である

※志賀氏的伝言板
4/26(土)バーテンダーズナイト開催予定


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