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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日午後、早い時間から玉撞きのお誘いがあって、幾つかの用件を済ませた後、店の向かいの玉屋を覗く。ゴルフもそうだが、ビリヤードも、できれば毎日キューや玉の環境に触れておいた方がいい。玉感(球を捉える感覚)は反復練習と経験で身に付くものだから、玉だけにタマタマでは、タマったものではない。ある程度フォームや修正能力があったとしても、そういった環境にいつもいるのといないのとでは安定度が違う。めちゃくちゃ入る時と、全く入らない時が今の僕にはある。発展途上ならまだしも、昔やっていて「カタチはそれなりにある」ゴルフや玉撞きに関しては、ジレンマが出始めれば大概いい結果は生まれない。判断基準はゴルフならセカンドショット、玉撞きならブレイクショット、女性ならツーショット(死語)で大抵その日の状態が分かる。この日の玉は結構入った。

勝負事には「イケる時に行く」というセオリーがある。なぜなら反面、イケてない時にはとことん落ち込みがちである。勝ち続ける事は難しいので、大きく勝って小さく負けるというのが理想だが、人は大きな波が来て勝った瞬間に満足や優越感を見て、気が付けばチャラ(浅野忠信の嫁ではない)になってしまう(もしくはマイナス)という事を繰り返すものだ。だからイケる時には行く。ギリギリの勝負や、プレッシャー、緊張感の中に何度もいた経験があれば、それは大概クリアできる。

4月に入れば、桜を見がてら実家に戻る予定である。山科の疎水(小さい頃の遊び場)、伏見醍醐三宝院(高校の横)。そのついでに京都の街を訪れようと思っている。ストックホルムのブランド、J.LINDEBERGはミッドタウンと南青山にあるが、京都にもあって、社長やスタッフと仲良くさせてもらってる関係でいつも案内をくれるので行くつもりだ。京都店店長のTクンに電話をすると、相変わらず元気な声で待ってますと言ってくれた。Tクンはいつも、わざとまず僕が着ないピンクやイエローのウェアを勧めてくる。今回も、赤とブルー(多分スカイブルー)はいかがでしょう?と言った。髪型も変わった事だし、春は気分を変えてもいいか。

Bang&OlufsenのSクンと偶然メシ屋で会って、周辺のカフェ事情について色々話した。近頃のカフェめしは、食生活を無視したかの様なメニューが多く、本当に食について考えている店は少ないね、みんなコンビニ感覚だねなどと互いに頷いていた。効率を考えてか、ワンプレートに全て盛り付けて出す店も多い。確かにカトラリーや皿、洗い物の数が少なくなるし、食べる側にも親切かの様に見える。そのうち「スモークサーモンのキッシュと赤ワイン煮込み唐揚げマヨネーズソースがけニース風サラダと大福プリン全部乗せ丼、食前酒のシャンパンをかけて」みたいに出す日が来そうだ。ちなみに店のロゴやなんだかんだのディレクションを担当している、旧居留地に夏オープンするカフェは、ちゃんとマクロビオティックや食育までをも対応し食べさせてくれる。ありがちな、ただの創作カフェではない。

そもそも、創作とは「それまでなかったものを初めてつくりだす事」である。しかしココで書いた近頃の創作には違和感がある。ちゃんと創作料理を出す店には悪いが、その大半がまぁマズくはない(例えば照り焼き味の様に)カロリーを無視したかの如きジャンクフーズが、どうやらマチの創作を構成していて気色が悪い。

素材のまま出す事が当たり前の様にできる店と、
それが勇気のいる事だと思っている店とは全く違うものだ。

ベース、元味のない料理に出会う度に、定食屋のシンプルさが凄いと思う。


※今日のヒトコト
【金曜の店、お客様の会話 「ほらほら、あの女子プロの『さくらももこ』っているやん」  …横峯さくらと上田桃子が混ざってる

※志賀氏的伝言板
南京街の「ぎょうざの大学」って旨いらしいね


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