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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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近頃の陽気に、忘れかけていた花粉症が少し出る。木曜も眠気やクシャミもありなんとなくダルいので、色々仕事に集中するのを潔く止めて、車のオイル交換、そして髪を切りに行った。春らしくショートボブか神戸巻きにしようかと思ったら、僕は男だった。じゃあロン毛だと気合いを入れてもすぐには髪は伸びてこないので、結局は短くする事にした。今回はただ短くカットするのではなく、ちょっとしたイメチェンに挑戦した。念のためことわっておくが、ジャッキー・チェンのイメージではない。あんなキノコの様な頭なら、BARマッシュルームに改名する。多分今回の髪型、その変化は誰も判らないと思う。自己満足の春である。

店の近くのコンビニに立ち寄ると、某Rのフリークーポン誌、直訳すると「熱い胡椒(赤唐辛子の事らしい)」が大量に平積みされていた。もう何年も手にしていないが、神戸明石地区のそれで、近頃の飲食事情を探ろうと持ち帰った。

基本的にココに載ってる店にはほとんど行った事がない。まず、クーポンを持って出向く面倒臭さと、どこか「とっておき感」に欠けるからだ。誌面を見ると、どうやらOL層にターゲットを絞った店舗、特集や広告内容が相変わらず多い。と言いながら、知り合いの店も載ってるし(ロングヘッド小田の店は、やはりその層だろうから、店の方針でずっと載せてるのは聞いている)、店の立ち上げに関わったカフェや、昔通った店で今は行かなくなった三宮の和食店までもあった。特にあとの2店は「絶対載せない」と言っていた店主である。以前は「おばんざい、惣菜の和食店」だったのが、なぜか神戸牛ステーキがメインに出す店になって、時代の流れには逆らえないのかと少々寂しくもあった。食材を抱える店は、何かと大変だ。

しかし需要があるのだから、一概にクーポン誌が悪いと言っているのではない。ただ、店は味や品揃えの前に「人」であると思うので、100の力でサービスを提供する事に付随する、まさに付加価値が「割り引く事」で霞んで見えてしまうのではないかと、勝手に心配になっていたりする。(財布事情とは別物の話だ)

つい先日オープンしたばかりの、東京叙々苑みたいな個室も備えた高級焼肉店(元ラグビーオーナー)までも載せていたのにはちょっと驚いた。前述の神戸牛ステーキがメインの和食店も、しっかり値の張る店である。店の基本である「待ちの姿勢」は、確かにこのご時世には辛い事だと理解はできる。しかしそういう類いの店は、その場所へのアプローチも含めて辿り着いたお客様を、割り引く事なく少々高い値段にも「対価」として満足させる事に徹するべきだと思うのだ。それが店の自信や余裕であり、ひいてはお客様の過ごしやすさにも繋がるはずなのだ。

顔も名前も覚えられないほどの人を、良く言えば「攻めて(僕はそうは思わないが)」呼び込んで、その中からふるいにかける行為は、何だか希薄な感じがしてしまう。同じその店の空間で、方やクーポンを挙って出し、方やそのままの金額で満足して帰るお客様がいるのは、何とも不思議な光景だ。僕なら居心地が悪い。

いつからか、店の付加価値がこういった無機質なモノに変わった。カッコイイの感性がそれぞれ違う様に、店主の思い描くビジョンが違う。それは仕方がない。

ただ、僕は思う。

密やかに、来てくれた人を覚えられるペースで、まだ続けたい。


※今日のヒトコト
そう言えば、Meetsに載ってる店はなかったな

※志賀氏的伝言板
決算ですよね 4月再始動しましょ


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