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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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こう言っちゃあナンだが、金曜日は久々に「働いた」気分がしている。お陰で、日記を書き始めたのは土曜の朝で、眠る前に書いている。

金曜午後雨の中、「デザイン都市・神戸」推進シンポジウム2008の聴講で、旧オリエンタルホテル南側の神戸市立博物館に行く。実は入った事がないこの中だったが、色々できそうなとてもいい場所だった。主な目的は世界的なプロダクトデザイナー、喜多俊之氏の基調講演だった。終わってからのカフェEH・BANKでの交流会では、知人の密な紹介でご挨拶ができた。講演と同じく、柔らかく気さくで、「品のある」デザイナーであった。そして、ブランドマーケティングの権威、石井淳蔵氏(神戸大学 大学院経営学研究科 教授)の話も面白かった。

日本企業はクオリティや性能を追うがあまりに、価値、バリューが欠けている。全てのスペックで上回っていると謳う日本の高級車でも、手にする(操る)人のバリューは欧州車に軍配が上がる事が多い。一昔前の快適なWindowsマシンと、やたらとフリーズのあるMacみたいなものなのかも知れない。今は安定したOSになったが、あの頃からやはりMacは愛らしく、特別な感じがした。去年まで乗っていたTVRが、4000ccで1tの車重、トルク50kgオーバーのモンスターでも、特に世界最強のスペックではなかった。しかしどこにもないと思える特別な車だった。いつからか携帯電話にしても軽量化、薄さを競い出し、更に毎シーズン促すかの様な機種変更ラッシュ。ずっと持ちたいという考えの携帯電話は、まだ少ない。

欲を言えば、パネルディスカッションでは、もっともっとディスカッションして欲しかった。式次第は確かに安心を誘うが、会話のキャッチボールは直球ばかりでは面白くない。驚いた事に、僕の目の前に眠るスーツ姿のオヤジ達がいた。何のために来ているのかと、後頭部を蹴りそうになった。

この日から、イタリアのある家具販売会社のクリエイティブディレクター名刺を持っていた。もう色んな人に渡したくて仕方がなかったが(ここの家具、デザイナー達が凄いのだ!)、その後の交流会では披露する事なく、ただ好きな人達との会話と飲食に勤しんでいた。交流会の謳い文句には「神戸で活動するデザイナー・クリエイターと企業経営者との交流会を開催 デザイナー同士のネットワークや、企業経営者と直接会って自社をPRできるチャンス また、企業経営者の皆様にとっても、新たなデザイナーを発掘できる良い機会です」とあったが、誰かに紹介されて交換した以外は、僕は名刺を自ら渡しに行かなかった。あとで整理する際に、顔も名前も思い出せないのは失礼だし、翌日突然「オフィスに行きます!一緒に仕事をしましょう!!」と直ぐさま仕事に結びつけようとする輩は嫌だ。それはまるで知り合ったばかりのモデルに、「こっちはイケメン(死語)4人集めるから、モデル5人集めてコンパしよ」と誘う、ブランド男と同じに思う。

嬉しかったのは若手の建築事務所など4人が、わざわざ挨拶に来てくれた事だ。世に言う異業種交流会や○○会議所、□□クラブみたいなビジネスが見え隠れする挨拶とは違って、彼らは澄んだ目をしていた。彼らには僕がどう見えたのだろう。

その後の夜は当然いつもの店に立つ。上手い事に午前0時過ぎにはお客様が引けて、予定通り「KOBE COLLECTION Plus」恒例の打ち上げ貸し切りとなった。共催の雑誌「25ans(ヴァンサンカン)」編集部の皆様は、いつもこの店を最後の締めに選んでくれるようだ。編集長から「東京には来ないの?」と言われ、「KOBE COLLECTION Plus」またプラスの楽しいヒトトキを想像した。大人の女性に「志賀クン」と呼ばれ、学生時代を思い出しキュンッとなった。

東京の人からすれば、「神戸の志賀バー」(バー志賀の方がどちらかというといいのだが)という認識である。神戸らしいのかどうかは解らない。しかし春夏、秋冬の年2シーズンは必ず来てくれる、季節の風物詩の様でとても嬉しい。


※今日のヒトコト
続けたらソクセキという歴史になる

※志賀氏的伝言板
反動でおそらく土曜は静かだ


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