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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜夜、和の高級店「縁一」の女将から着信メッセージがあったので、返信すると話が噛み合わない。どうやら僕が掛けたのと彼女が誰かに電話するタイミングが重なったみたいである。「あのぉ…僕、志賀やで」と言うと、「え?志賀さん??ごめんごめん、知り合いのオカマに電話してたとこやってん」と返された。確かに僕はセクシーローボイスだが、オカマと間違われた事はない。失礼しちゃうわ。

ブログには先にアップ した様に、17時に大阪、大正駅で待ち合わせた。当初は4名、じんえもんさん、ラビット、AL RICORDOのK氏とのライブ予定だと思っていたら知り合いが知り合いを呼び、総勢11名のちょっとした宴会になった。初めましてから始まって、男40歳代が多いと分かる。歩いてすぐそこの京セラドーム大阪で始まる「THE POLICE」ワールドツアー前のただの腹ごしらえのつもりが、ポリスの昔話など共通の世代が解る話題へとシフトし、美味い沖縄料理の数々とアルコールも入って異様なテンションで、このままライブを忘れそうになった。ここは人気店らしく、知らぬ間に満席状態で賑やかだと思ったら、そこまでうるさい座敷席は、僕達だけだった。(正確に言うと、僕の声が一番大きかったらしい)

神戸からの久々、大阪の夜への遠征で気持ちが高揚したが、それは僕だけではなかったようだ。いずれのオヤジ達も初めて行った土地でもないのに、遠足に遠出した子供の様に、コンパでもないのに大騒ぎし、今まさにそこで行われようとしている多感な10代に聴いたポリスのライブを前に、落ち着きがなかったんだと思う。

お決まりのダフ屋も出る京セラドームへ向かい、これも慰安旅行ドライブインのお土産みたいに、グッズ販売を一通り見て回る。前座の、スティング息子のバンドのラスト曲には間に合った。席に着くと3塁側下段22列目のSSで、ステージはバックスクリーンにあるから少々遠い感じがしたが、ワクワクは変わらない。

期待通りの「孤独のメッセージ(Message in a bottle)」からのスタート。1984年に解散を決めてから23年目の2007年再結成、日本へは1980年以来の来日である。何か新しい趣向があるかと思えば、ほとんどMCもなく淡々と、ヒット曲マイナー曲交えて一気に進んでゆく。サポートメンバーが裏に控えているかも知れないが、やはりたった3人だけの変わらない編成の潔さ。懐かしいシャウト、乾いた音。奇をてらう演出はなくて、終始パフォーマンスは変わらない。

スティングだけが一般に知られているが、購入したパンフによると、アンディ・サマーズもスチュワート・コープランドも音楽を続け、プロデューサーとして作曲家として活躍し、アンディはギタリストとして、音楽の殿堂入りという功績を残している。3人での復活にはそれ相応の時間が必要だったそうだが、その感覚は昔同様継続していた。どうりで、時折ビジョンで映し出されるドラムセットの黒ずんだスネアやタムは健在だったし、アンディ・サマーズのギターが、フェンダーテレキャスからストラトキャスターに変わっていて、トレモロアームを何度も使うテクの数々は、ただのオヤジと化した隠居には到底できないものだった。

ホワイトレゲエとかパンクとか、スティングが出演して話題だった映画「さらば青春の光」で言うところのモッズとかジャンルめいたものもあるのだが、よく枯れた演奏などと言う様に、楽器にしても道具にしても年季が入った方がより馴染むものだと解った。EW&Fの様に、ダンスを交えたパフォーマンスには少々無理があるだろうが、THE POLICE、彼らにはこの数十年が新しいカタチとなっていた。

オーディエンスの反応よりも、オレ達の音を聴け。

こんなスタンスを見せ付けられると、こっちのオヤジ達も子供になるしかない。


※今日のヒトコト
【大正駅の近くで、見慣れないサインを見付けた 「FUJIYA」とあるので、あの不二家のバッタもんかと思って近付くと、 本家不二家のイメージを変える、新しいCI変更だった  ちゃんとペコちゃん、おりました】

※志賀氏的伝言板
「Meets Regional 3月号」 発売中! 志賀、麺喰らってます


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