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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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今週はどうにもこうにもバタバタである。久々に金曜まで予定が数件ずつ詰まってる。熱っぽい頭で、ひどくはないが湿疹もありながら、もしかすると早い花粉症なのか?という様な症状も出て、その全てを年齢のせいにしない往生際の悪い生活を送っている。連休明けの週にも幾つかの案件に取り掛かり、仕上げの段階のこれも幾つかがあり、なぜかバレンタインには、再びリッツカールトン大阪に行く事になった。買いもしないのに、ニューモデルには興味がある。これは息抜き。

木曜は久々に旧居留地のカフェ、EH・BANK(旧チャータード銀行)で打合せ。なんだかんだ言っても7周年のこの店は、おそらくは旧オリエンタルホテル跡のホテル完成と共に、人の流れの受け皿になる事だろう。ポケモン(ポケットモンキー)店長が相変わらずルパン3世の様であったが、ずっとそこにいる彼は評価できる。海岸通のEH・BANK、その北側のLL.BEAN、居留地東の神戸市立博物館、そしてその北にある旧オリエンタルホテル跡。ホテル(商業店舗付)が完成すれば、南北の京町筋はこれから、おそらくは新しいメイン通りになる。それを見越して、その通り沿いには今夏完成予定の、僕も色々関係しているカフェのプロジェエクトがあって、少しずつ神戸のマチづくりに参画できてとても嬉しい。

一口にマチづくりと言っても、マチの何たるかを知らずに自分の足で歩く事をしない人間には任さない方がいい。ただNYはこれがアツいとか、ミシュランでの格付けはどうだったとか、そのままを持って来てしまっては、「今、神戸にいる」感じが全くしないマチになる。建築技術がまだ拙い、柱をやたらと立ててライフラインを空中に張り巡らせていた時代に比べれば、SF映画よろしく高層化は免れない。

しかしそうなるほどに、マチ自体が高層化の一途を辿る。極端に言えば、地上50階の空中庭園をそれぞれの建造物で繋ぐという、まさに地に足の着かない生活もそう遠くないのだろう。土が見えなくなった今となっては、そのマチ独特の匂いであるとかの空気感は、非情に表現し難い時代である。ゆえに、少なくとも神戸を肌で感じている人間に託すべきである。とまぁ、自己アピールしておく。

いつも書いているが、神戸は比較的空が見えるマチづくりで、海と山も横に長く眺められるこの立地は稀少である。サンフランシスコではないが、山から海までの急斜面をゆっくりと行き来する路面電車があれば、観光客は勿論、地元の人々にも利用される公共交通機関となるだろう。それはケーブルカーやロープウェーの様に、風景をも楽しみながら上から下へ、下から上へと気軽に移動できるものとなる。

あまり知られていないが(規模が小さすぎるのか?)、神戸には船のカタチをした青空観光バスがある。上に上がれば、屋根のない席が設けられているので、遭遇すると一瞬驚いてしまう。パリを周遊する同じ様なバスに比べればもう少しデザインされるべきだと思うが、それは大手参入、もしくは行政のチカラ(市の「デザインをまちづくりに活かす研究会」など)に期待しないと難しい。発想が面白いだけに、とても惜しいのだ。でも、訳の解らないオブジェを作るよりずっといい。

神戸らしいと観光客に言われるところと、マチの人が想う神戸らしさにはギャップがある。それはどの都道府県でも同じ傾向だと思うが、特に顕著だ。

そのギャップを埋める事が先の課題だと、僕は思っている。


※今日のヒトコト
待ち合わせのメッカと言われる場所を持つマチは、何かと強い  神戸で待ち合わせと言えば…そんな場所がもっと増えればいい】

※志賀氏的伝言板
「Meets Regional 3月号」 発売中! 志賀、麺喰らってます


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