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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日午後一番に自宅を飛び出して三宮へ。駐車場に車を停めると、時間が確実な(と言いながら、件の事故から神経質に遅れが多い)JRに乗り込んだ。

もう何十年ぶりかのマチだ。大阪の高槻には、西武百貨店くらいのイメージしかなかった。茨木に母校があったから(大阪体育大学 現在は熊取へ移転)車や電車で通る事はあっても、いつも素通りだった。それがいつからか新快速も停まる主要駅になり、すぐ近くには大きな商業施設がそびえ立つ。車内アナウンス、高槻を過ぎますと次は京都、山科の順に停車いたします、に思わず望郷の念を飲み込んだ。

たまたま車内では「夫婦善哉」なんて読んでいたものだから、僕のイメージする大学当時の大阪、下町の高槻とは違い過ぎて驚いた。降り立った改札から連絡する商業施設に、スタバやタリーズでは飽き足らず、幾つものカフェが乱立している。シネマコンプレックスまでも擁し、JR車内から通過で観た風景通りに新しい。

しかしそのままビルを抜けると、頑なに立ち退きを拒否したかの様な町並みがあった。最近広く綺麗になったという幹線道路を通らずに、そこを抜ける。今にも倒れそうな、建築法で確実に却下されるであろう木造の家も、マチの婆さんの押す乳母車(近頃はカートか)でもそのまま入れそうな洋服店も、マチの「か弱き者達」を包み込む様に存在している。僕にはどちらが幸せなのか解らない。解らないが、高さのない空が見えるこのマチの方が好きだ。

打合せのカフェに到着すると、明らかに地元密着のそこの店主カミーノが迎えてくれる。岩手から送られて来た胚芽米を混ぜた玄米ご飯の試食である。腹を空かせて行った事も知って、ランチメニューから2食分の創作料理と共に供してくれた。豆腐と地鶏のハンバーグ、スモークサーモンで巻いたコロッケ、マンゴーを使ったソースをたっぷりの唐揚げ。常々、元味が判らない「まやかし」の創作料理店が多い中で、素材を殺さず身体に優しい料理を出す、この男は信用できる。確かに旨く、その全てを平らげたが、ご飯2種類計4杯はキツかった。

岩手の農作物のSPの仕事もあるが、彼が展開する飲食店の、百貨店出店の話にも加担する。およそ10年越しの想い、彼との合作、コラボが実現に近い。

打合せ中から全身のかゆみ(そう言や、Rには家弓ちゃんという子がいるな)が出て、これはヤバいぞと思っていたら、どうやら熱があったようである。これからの足跡に興奮しての事でもなさそうだが、カミーノと話しながらカイ〜ノとなっていた。満腹感も手伝って眠気が増し、早めの店でゆっくりしようと思った。

しかしそういう日には意外にもこの寒さの中お客様はやって来る様で、久々のアパレルデザイナー達も、悩みを抱えて来た美人も、三宮大学の先輩ともゆっくり話ができなかった。バタバタ感と身体のかゆみに落ち着きがなく、三宮のクラブラウンジでかなりの上顧客である医学博士へのあしらいを見て、同席していたMRは「こんな扱いを受けている先生を初めて見た」と驚いていた。どうやら製薬会社の人は、センセイは神様だと思っているらしい。

ほぼ午前2時にお客様が引けて(と言うかそろそろ帰ってと言って)、そこそこ片付けたら奥のソファで眠ってしまった。気が付けば3時間以上も眠っていて、喉に違和感があったが、食欲がまた出て来た。しかし、いちご白書をもう一度よろしく、もう若くないさと君にいい訳したいので、午前中は更に寝ようと思う。


※今日のヒトコト
【巷を賑わせている中国原産餃子は、去年の6月3日に製造されたとニュースで観た 僕の誕生日じゃないか 昭和39年6月3日生まれ、サンキュームーミンなどとは言ってられない  その日生まれは、不可解なヤツが多い様である

※志賀氏的伝言板
「Meets Regional 3月号」 発売中! 志賀、麺喰らってます


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