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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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土曜日。店の釣銭新券が少なかったので、ホテルのフロントに行く。僕もホテルで働いていたから解るが、フロント研修の真っ最中だった様で、「綺麗なお札に両替できますか?」とその若い男性に言うと、程なく持って来てくれたはいいが「こちらでよろしかったでしょうか?」とファミレスの様な口調で返された。問題は口癖の様に何度も「よろしかった」と過去形にする事にもあったが、最も悪しきは、特にチェックインで忙しい時間帯でもないのに、その様子を他の先輩フロントマンが観ていなかった事である。やはりそのホテルは、それほど高い評判ではない。

ホテルに働いていた頃があるお陰で、どうしてもマチに出た時にはサービスというものに敏感になってしまう。特に洗練されたサービスを求められる場所に行けば人は最低限度のサービスを思う訳であり、実はそれ以上よりもそれ未満に違和感を持つ。僕がホテルにいた頃の先輩に「サービスをサービスと感じさせないのがサービスだ」と言われた事がある。何事もなく、給仕されるものに満足し帰ってゆく。そんな飲食店や宿泊施設は、そう多くない。

日本の大手スポーツメーカーのマーケティング部から新しいカタログが届いた。僕が今年進めたいプロジェクトの重要な資料の一つになるものだと思う。

スポーツメーカーは昨今、例えばPUMAの「プーマジャパン」と「プーマアパレルジャパン」という様に、スポーツラインとカジュアルラインを分ける傾向がある。アスリートの要望にも応えながら、街着(タウンウェア)としての浸透という両方からのアプローチをするためだ。実際、アメリカのフットボール、野球、バスケットに代表されるタウンウェアや、ヨーロッパのサッカーの様にスタジアムの外でも着る事のできるユニフォームも多い。そう考えると日本のメーカーは、アスリートにこそ認められる機能性や耐久性があっても、一般に広がるストリート性は兼ね備えていなかった。これからは「ソコ」に更なる飛躍のヒントがある。

過日のテレビ東京系列「ガイアの夜明け」で知ったが、創業100年以上の企業の数が世界一なのは日本らしい。日本に於けるエンドユーザーに対する「もてなしの心」や、「職人技」は色褪せずに受け継がれないといけない。

淘汰なのか頭打ちなのか、はたまた寡占なのか。

ホテルにしても職人気質にしても、外資の手が広がりつつあるこの日本で、今一度考え直さないといけない時期に来ているのだと思う。


※今日のヒトコト
【実は自宅に「大きな箱」が届いている 梱包は開けたが、まだ設置はしていない  隣人・佐川満男に手伝ってもらおう

※志賀氏的伝言板
来週の予定 歯医者 打合せ 結婚式 打ちっ放し


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