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■ 中毒性日記 2008
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日、旭川で氷点下30度。神戸でも大概寒いのに、ナンだそりゃである。

さてさて。「米倉涼子が脱ぐらしい」という、まこしやかな噂に乗せられて、テレビ朝日ドラマ『交渉人〜THE NEGOTIATOR〜』を観てしまった志賀でございます。1/10から始まったのを知らずに第二回目を観たものだから、あらすじを最初に見せる新しい手法だと思った。ドラマ不振のテレ朝ならあり得そうだが。

脚本は野田敏雄。同局ドラマの松本清張の『けものみち』もそうだったらしい。米倉は『黒革の手帳』『わるいやつら』にも出ていた繋がりもあり、その演技は評価されたようだ。スタッフは米倉と共に、それらの松本清張三部作の製作に携わったスタッフで構成されている。だから、今回のドラマも前評判は良かった。

警視庁捜査一課特殊班(SIT)に配属した女性交渉人の活躍を描いた刑事ドラマ。主演の米倉はこのドラマで初の刑事役を演じ、刑事ドラマに初出演(かつ初主演)となる。また役作りのためにショートカットにしている。アンジェリーナ・ジョリーを意識しているそうだ。「トゥームレイダー」だな。サイトの作りも酷似。

この手の「プロファイリング」犯罪者心理を読み取り、女性が犯人像を特定していく先駆けは、『沙粧妙子‐最後の事件‐』(さしょうたえこ‐さいごのじけん‐ / 副題:SASHOW THE LAST CASE)だったと思う。 フジテレビで、1995年7月12日から9月20日まで、毎週水曜21時のフジテレビ水曜劇場枠で放送されたテレビドラマ。主演は浅野温子。全11話。平均視聴率、15.0%。 僕は結構好きだったドラマである。異様なほどの濃く役に入り切った、浅野温子の演技に釘付けになった。今から思えば、震災の年、しかも僕の店のオープン8月にかぶってる。よくあんな時期に、毎週欠かさず見入ったものである。

それから5年後、財前直見がまた新しい個性を見せた。 『QUIZ(クイズ)』は、2000年4月14日〜6月23日にTBS系で金曜22:00〜22:54に放送されていたテレビドラマである。全11回。東京都内の閑静な住宅街で発生した誘拐事件を、警視庁SIT所属の桐子カヲル(財前直見)が多摩東署の白砂竜太(内藤剛志)と共に、犯人の出題するQUIZメールを解きながら事件の真相を突き止める、新感覚の刑事ドラマであった。 これにも僕はハマった。犯人の意外性。クイズと時代のツールを絡めて、毎回推理を楽しんだ。これも「SIT(※今日のヒトコトで説明)」だった。

それから記憶に新しい、「沙粧妙子」と同じCX系列の女性主演ドラマがあった。 『アンフェア』は、関西テレビ放送制作により2006年1月10日から2006年3月21日まで、火曜日22:00〜22:54にフジテレビ系列で放送された篠原涼子主演のテレビドラマ。 このドラマは前評判を知った訳ではなく、僕が兄貴と慕う俳優さんから出る事を聞いていて、観たドラマ。「踊る大走査線」で旨味を知ったCXの、二次使用(レンタルや販売、映画)の手法がこのドラマにも活かされた。(近頃CXは警察モノを得意とするが、ゴールデンには限界を感じ、警察内部の腐食構造やリアリティを出すべく、土曜深夜枠の「SP(エスピー)」が好調 僕の一押し)

さて話は戻って『交渉人』である。伊武雅刀がいい。『もう誰も愛さない』の中国人役級の怪演である。「ワタシは子供が嫌いだ!」と叫んでいたあの唄の人とは思えない。しかしながら、筧利夫や高橋克美は「踊る大走査線」からやって来て、大杉漣、陣内孝則などアクの強いバイプレーヤーが多過ぎて、近作「スターウォーズ エピソード1〜3」での登場人物の多さに匹敵するほど目移りがする。

何度も言うが、今フジテレビで放映中の「SP(エスピー)」のいいところは、明確な主役級(このドラマでは岡田准一と、僕と同い年、包み隠さず堤真一)がいて、名の知れていない(しかし演技派 個人的には真木ようこ好き)の役者陣、ベテラン俳優の「出過ぎない」脇の固め方が徹底している。『交渉人』は脇役が濃い。「さぁ、オレの出番だぁ〜!見せるぞぉ〜、どうだぁ〜これでもかぁ〜!!」ほどにケインである。あぁ、コスギのことね。(人のネタ使用しました…)

あのバイプレーヤー達にかかれば、犯人が霞んでしまってるので、今後は強烈な犯人役が必要になって来る。そして、「羊たちの沈黙」めいた設定は、アンソニー・ホプキンスとジョディー・フォスターだからできるのであるから、これからの脚本というものも、とても大切だと思う。僕は何様だとも思う。

あのドラマの行方を、もう少し見守る事にする。


※今日のヒトコト
【SIT(Special Investigation Team)特殊捜査班とは、正式名称「特殊犯捜査係」のことである  全国の都道府県警察本部、刑事部捜査第一課に設置されている係で、人質立て篭もり事件や、誘拐事件等の捜査を担当している 警察内部では「特殊犯」と略されることが多い(「犯」は犯罪の略である)  ちなみに、SAT(特殊急襲部隊Special Assault Team)に同級生がいた  今はどこやろ?】

※志賀氏的伝言板
50インチを持ち上げて、腰をヤリました…


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