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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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水曜日、本格的な冬の感じの神戸である。自宅窓には、となりのトトロならず隣ではない結露が流れ落ちている。そんな師走に、色々デザインに関わる案件が増えて来た。押し迫って、エンジンの始動である。

御影で打合せをした。僕が分かる場所でという事で、御影高杉の2Fサロンで待ち合わせた。東灘発、今や有名パティスリーである。1階は、随分前に入った事がある。御影駅前の仕事を担当していて、打合せ時間に早く着いた時に来た。何となく見付けて入ったのだが、男性は僕一人だけだった事を覚えている。

1階で聞くと、サロンへは外の階段を上がらないといけないらしい。その佇まいは、以前同じく阪急御影を上がった結婚式場の奥にあった、アンリ・シャルパンティエのサロンを思わせた。住吉や御影の山の手に住む有閑マダム(死語)御用達といったところか。白を基調に、インテリアや家具もフランス風の調度品である。案の定、どう考えても違和感のある男、つまり僕一人であった。

奥に座って、既に紅茶とケーキを注文していた女性がクライアントである。この方は女医さんで、新しい個人名刺のご依頼があった。男にとって「女医さん」という響きは、秘書、女教師ほどに女医、JOYサウンドである。「お飲物はいかがいたしましょう?」メイドカフェとは違うメイド服の店員に言われ、コーヒーはありますか?と恐る恐る聞くとちゃんとあった。

「ケーキは食べないのですか?せっかくここまで来られたのだから…」とクライアントが勧めてくれるので、お勧めのままクレープシュゼットを注文する。もし目の前でコアントローかグラン・マニエを垂らし、火を着けながらクレープの演出でもされたらどうしようという心配をよそに、完成品が運ばれて来た。昔30歳の誕生日にたまたま入ったファミレスで、頼んでもいないのに誕生日と知るや否や、店員全員でハッピーバースデーを歌われた以来の恥ずかしさは免れた。ホッと胸を撫で下ろし、あまり自ら食べないスイーツをいただいた。

生クリームやムース系の如何にもフランス菓子よりあっさりと、甘党ではない僕でも美味しく食べられた。お陰で、その後はデザインの話から医療の話、近頃よく書いている薬のパッケージの話など、色々広がりとてもいい時間を過ごせた。

オレンジと言えば鴨を食べたい気分ではあったが、こういう食べ方もあるのだと、人を笑顔にさせるスイーツというものに感服した水曜の午後である。


※今日のヒトコト
あの辺、ダニエルもあるし激戦区やんね

※志賀氏的伝言板
15日は、多分立ち飲み屋になります


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