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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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水曜午後、旧居留地で数件の用事を済ませ、久しぶりにセンター街を歩こうと元町マザームーンカフェ(神戸に来た頃はマダムカフェだと思ってた)を北上する。ふと見ると、知った顔が二人向こうから歩いて来る。神戸市とフェリシモのダブルY氏であった。「うわっ!」とビックリされて(昼に会う僕は大抵驚かれる)「フェリシモでコーヒーでもごちそうになろうかな」と僕は冗談言いながら、大した用事もないのに用事がある振りをして彼らを見送った。

この二人が一緒という事は、神戸デザイン(デザインをマチづくりに活かす研究会)関連なのだろう。神戸のウリが、オシャレや異国情緒漂うものを表現する「新しい動き」にあるとされる媒体が多いが、僕はそうは思わない。僕の実家のある京都でも、根付くマチの息吹みたいなモノはそんなところにはないと考えるからであって、一等地やメイン通りに繰り広げられる出店ラッシュよりも、密やかにクゥーッと唸らせる様に愛され続ける店や古臭いビルを擁している神戸にこそ、魅力があるのだと思う。その辺をどうぞよろしくと言いたい。

それは土曜日、残念ながら再会できなかったアーティスト日比野克彦氏の言う「手癖」みたいなもので、マチそれぞれにある息遣いは必ず違う訳で、誰もが知るブランドや小綺麗な商業施設、家電販社の入った複合施設には到底なし得ない事である。空気清浄機、加湿器、浄水器はとても便利だが、そんなものがない時代から息づいているマチならではの工夫が「マチの浄化」に繋がるものだと考える。

以前どこかでも書いたが、神戸の魅力は「空が広く見える」事だと思う。どうやら高層マンションが乱立する中で、風の通り道が少なくなるマチにだけはなって欲しくない。山からの夜景が維持できても、低い屋根のマチから見上げる空が小さくなってゆく事は寂しく、マチの均一化が進行してしまう懸念がある。

おそらくは近い将来、見上げる空はますます狭くなる。そうなると、空はそこにやって来る人々にとって変わる。人は訪問者であり、時にお客様でもある。

今の内にその受け皿の整備に、神戸は動かないとヤバい事になる。


※今日のヒトコト
大袈裟な日記に思えるが、遠い話でもない

※志賀氏的伝言板
日曜、桃太郎スタジアムで会いましょう


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