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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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快晴、水曜日午後のランチタイムに珍しく三宮にいた。色々手掛けている東田B太郎クンの新しい店「音音(ねね)」に行こうと思ったら、ランチはないと知る。ロングヘッド小田の創作和食「楽舎(たのしや)」もこの日は休み。テクテクと北野坂を上がる途中に、栄町にあった(ある?)「ビストロ近藤亭」を見付け、ずっと食べたかったバベットステーキにかぶりつく。こんな便利な場所に、しっかり神戸洋食文化を育んだ店。有り難く、彦摩呂級にたいらげた。玉手箱やぁ。

さて先日、店が終わって車で帰る途中、「日本語の崩壊」「コミュニケーション不足とモラルの低下」を目の当たりにした。コンビニに入った時の事である。

午前3時は過ぎていたと思う。コンビニが24時間営業する様になってから、深夜に集まる若者は多い。「長時間の立ち読みはご遠慮ください」「防犯上のため、深夜のトイレのご使用はお断りしています」ヤンキー対策か、そんなコンビニもある。実際、買ったばかりのモノを店の前で食べ始め、ゴミは散らかし放題、ナンバーが見えない様に加工したバイクや車で夜な夜な集まって来る。夜な夜な集まる輩はドナドナと、子牛を乗せて売られて行く様に警察は連れて行けばいいのにそうはいかず、地域住民、ましてや店員までもが「近頃の若者は何をするか分からない」と放っておく。まぁそれは仕方がない。ちなみに僕はそんなの関係ねぇと入る。

さてそのコンビニ。中学生か、まだ高校に上がったばかりか、如何にもヤンキー女子が二人、ガムコーナーの前にいた。「如何にも」と書いたのは、この時間、髪が茶色で、PUMA上下のジャージ姿であることで大抵判るが、その口調にあった。

「あのさぁ、めっちゃレジ並んでるしぃ 後にしようやぁ」

「なぁなぁ、これめっちゃ美味(うま)そうに見えへん??」

この類いの若者の特徴として、『話に脈絡がなく、会話が成立していない』自分本位の話が多いという事がある。ちなみに「めっちゃ」は関西に於ける強調語だが、近頃はそれを「半端ない(中途半端じゃないという意から、凄いという事)」とか「アツい(ブームだとか、近頃キテいるという時に使う)」を使い分ける若者も多い。例「キシリッシュよりクロレッツがアツいでぇ!!」…とまぁそんな話を彼女達は好き勝手にしていた。ダジャレー男爵の僕なら「クロレッツよりキシリッシュの方がキシリッシュぅ〜!」と、身体がダルビッシュ級に使うが、おそらく彼女達とは会話にならない。このオヤジキモい(気持ち悪い)と言われるのがオチだ。

僕はレジに並んでいて、すぐ横のガムコーナーにはまだその子達が立っていたのだけれど、コイツら万引きするんじゃないか、気を付けないといけないよ店員さん、となぜか僕が心配して順番を待っていた。でも案外彼女達はそういう目的ではなかった様で、単にレジに人がいなくなってから何かを買おうと思ってただけの様子だった。確かに学生の夜は、大人のそれよりは時間がある。眠るのが惜しい時期でもあるのだろう。僕ももう少し若者を信用しないとな、とレジに商品を置いた。

「うわっ、めっちゃパンツ食い込んでる!!」

………………………(*_*)ぱっ、ぱんつぅ!?

充分僕達に聞こえる声で、背の高い方のヤンキー女子は言い放った。

そこが公共の場であっても、電車の中で見る化粧の様に、どうせ二度とあわないヤツらだと思っているのか。しかも、今ここで言わなくてもいいパンツの状況…。案の定もう一人の小さい方は、スナック菓子を見ていて何もそれには関心を示さなかった。僕は一瞬驚いて、お金を払いながら商品を忘れそうになった。

今、言葉が乱れている。コミュニケーションが不足している。

パンツが食い込んでいる。

そして日本も食い込んでる。


※今日のヒトコト
しかも、半ケツ(半分尻)見せ過ぎ(-_-;)

※志賀氏的伝言板
日曜、多分京都


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