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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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夜雨が降り寒くなる。こんな日は客足も遠のくだろうと、いつもの中華を覗く。

「昨日、ナンで休みだったの?」年中無休のはずのその店が、珍しい休みを取った。「ヒサシブリニオトウサンノトモダチガ、イチニチダケコウベニキテタノデヤスミマシタ」中国人家族の経営するその店の料理人でもある家長、オヤジさんにとっては相当重要な友との再会らしい。その相手が一日だけしか神戸にいないという事で、29日の月曜日はさぞかし皆で再会を祝い、もてなしたのだろう。

「モウ、ソノヒトハカエッテイキマシタ、オオサカ…」

あぁ、関空のことね。カンクウ…そうそう、関西国際空港…飛行場のこと。そこから、中国に帰って行ったんやぁ。たった一日でも会えて良かったやん。そんな休みは仕方ないよなぁ。ずっと無休でやって来たんやもんこの店。

「イイエ、ソノヒトハオオサカニスンデマスネ」

……近っ。

神戸くらいいつでも来れるがな。休みたかっただけなんちゃうのん?と突っ込もうとしてたら、そこの18歳の息子は、既にテレビのチアリーディングに目を奪われていた。自分の言いたい話が一通り済んだら、もうどうでもいいというところが、彼の性格なんだと思う。ちなみにヤツは、水が欲しい時に全く気が回らず、いらない時に何度も入れに来る。日本人の団塊の世代くらいのオヤジギャグが得意だ。


ビリヤード、玉撞き屋を最近よく覗く。玉を撞く事もまた多くなった。理由の一つは、僕の昔の様に、上手くなろうと必死になっている人の玉を見るのが面白い。できなかったことができたとか、難しい玉を入れたとか、段々と周りに認められる喜びを、身体一杯に表現している姿を見るのが好きだ。

何人かである共通のゲームに興じるのだが、一通り撞いた後にその一人が、早い時間に店を覗いてくれる事がある。そして毎回、幾つかの質問を投げかけて来るので、僕は自身の経験と答えられる範囲を話す。でもほとんどが技術論より精神論で、彼にそれが役立つかどうかは解らない。しかし彼の年齢が30歳代後半で、会社でもそれなりにフットワークの軽い立場になっている今だからこそ、若者に同じ事を言っても理解できない話を、自分の生活や性格に置き換えて考えることができる分、格段に上手くなっているんだと思う。思考の柔軟性は必要である。

この日はこんな話をした。

フロック(狙いとは違って偶然起こること)でポケットに入った場合、玉撞きの世界では「失礼」と場のメンバーにヒトコト詫び、そのまま続ける。あくまで、狙い通りの顔をするのはマナーに反するという考えである。しかしそれは勝負事。心ではラッキーと唱え、フロックの後の玉は、全て取り切ることが礼儀とされる。翻って、フロック直後の次の玉を抜く(失敗する)のは無礼だという事だ。しかし割合として、フロック後の玉は失敗する確率が高い。

似た様な話に、難球とされる局面で「ナイス!」と周りの声が上がるほどのショットをした後の玉は、往々にして抜く事が多い。玉撞き業界で言えばそれは「ナイスショットに酔った」せいであり、まだ舞い上がりドキドキしたままで、気持ちの整理をしないで次へのアプローチに入る場合に起こる。先述のフロックと、ナイスショット後の玉は、必ず入れる様に集中する事。ワンテンポ仕切り直してでも、そんなハートを強くする。これすなわち、上級者の必須条件である。

たまたま当たった宝くじ。

何かに大抜擢された。大賞を取った。

最近やたらとモテる。

その後の時間の使い方を誤れば、大抵落差の大きい後悔が待っている。


※今日のヒトコト
【大阪蒲生にある人気焼肉店オーナーが昼間、僕の店の近くでグルメレポートをやっていた事を聞き電話した 元気そうな声で出た彼と、南船場にオープンするという2号店の話を暫しする 彼はもうすっかり 実業家だっちゃぁ〜

※志賀氏的伝言板
11/3の店は開いてます


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