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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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水曜日。風邪はナンとなく過ぎて行って、何よりも明るい内に家を出たのが久しぶりだった。銀行にも郵便局(ゆうちょ銀行と言うんだちょ)にも行けたし、木曜以降の予定も埋められた。店に立つということは、それだけで胸を張っていいんだけど、暗くなってから店だけに三宮に向かうのはナンだか物足りない。やはり一日一件でもアポイントを取らないと、身体が思う様に動かない。

本題に入る。僕はそれがメールであれ、この日記であれ、「僕の言葉」を使うようにしている。文語よりも口語を好むゆえのことだが、生粋の関西人にしては時折オカシな言葉を使うと、周りから指摘を受ける事がある。以前ホテルで働いていた頃もあってか、それが標準語と混じっているとか、多分志賀は京都のボンボン(死語 異義語:ウイスキーボンボン)なのだろうとか言われた事もあったが、そのいずれもが違う事に最近気付いた。ちなみに僕はボンボンではない。どちらかと言えばボンチだ。盆地だけに。ウソ、新聞記者の息子だった。

「そうだよね」「頑張ろうよ」「大丈夫だよ」「ちょっと待ってよ」

僕は普段からそういう言葉を使ってる。

「君のお家はどこなの?」

関西人で43歳にもなって「おウチ」とは、迷子の子猫ちゃんに聞く犬のおまわりさん級であり、大抵の初対面の人は「関西の人じゃないでしょ?」と言ってくる。そう言えば「○○でしょ?」という言い方も僕はよくする。唐突に、京都の桃山小学校低学年の時、鼻たれ坊主の同級生が「○○だじょ」と、常に言葉を締めくくっていた事を思い出した。何度も「あしたのジョー」と言わせたが、そいつは「あしたのジョーだじょー」と言っていた。思えばアイツは愛嬌があった。

話を戻す。43歳の独身が好き好んで(という訳じゃないのだが)タイトなTシャツを着て、時に「くっくっ」と甲高い声で笑いながら「おウチはどこなの?」なんて男に聞いている姿を見れば、それはバーという基本的に男が圧倒的に多い酒場に於いては、格好の噂の餌食だ。しかも男性がせっかく連れて来た美人に、酒場のマナーがなってないと怒る事もある。ゲイバー疑惑は、実は何度かあった。

噂とはオカシなもので、伝言ゲームの様にカタチを変えて、つまりは原形を留めていない事が多い。これは僕の話じゃないが、店のカウンターで確信めいた話を振ってくるお客様がいる。「あの店の□□クンはゲイやで」「あぁそうなんですかぁ でもあの子、彼女いたんとちゃうかなぁ…」僕は、□□は女性が好きだからそうじゃないと思いますよと言ったつもりでも、おそらくはそのお客様は次の店で、「あの店の□□は両刀使いやで」と話を変えてしまうのだ。

以前、店が終わって午前2時過ぎ、最後に来ていた三宮大学助教授J子さんと一緒に、ジョニーくんの店に二人で行ったことがある。気の置けない店にはそうやって行く事もあるが、僕は彼の店は初めてで、よく行ってるというJ子さん(と言うかこの人、色んな店を知っている)を誘って連いて来てもらった。楽しく飲んで、ちょっと小腹が空いたという事で、朝方までやってる韓国料理屋に行った。

この何の変哲もない話が、翌日にはカタチを変えるのだ。

J子さんに、半ば強引に拉致されてジョニーくんの店で管を巻いた後、「腹減ったやろ、メシ食え!」と後ろから尻を蹴飛ばされ、韓国料理屋に押し込まれた

という話になっていた。

良きも悪しきも噂に上るだけマシである。誰かがどこかで見ていて、それを面白おかしく伝える事も仕方がない。ジェラシーもあれば、吹聴もある。

だからゲイ疑惑を持ち掛けられる度に僕は、

「失礼しちゃうわぁ」と返すのよ。


※今日のヒトコト
ゲイに気に入られる事は確かに多い

※志賀氏的伝言板
28日、花園行きまっせ!


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