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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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ちょっと寒い火曜日。どうもぉー、シガリロです。ちなみにシガリロとは、葉巻のタバコサイズです。カリメロみたいでカワイいでしょ。ぷぷっ。

京都の繁華街四条通で、100万人都市では初めての「トランジットモール」が試験的に行われた。片側2車線を1車線にし、歩道側を歩行者天国(死語っぽい)にする。週末の一定の時間帯で、バスとタクシーのみ通れるようになり渋滞が緩和され、ゆったりとした観光を促し、マチの活性化、経済効果を見込んだ行政挙げての施策である。それは、そこだけを考えれば素敵な試みの様に見受けられる。

僕も生まれ育った京都だが、確かにあんな狭いメイン通りに、路線バス、タクシー、地元も他府県ナンバーも入り乱れ、いつも大渋滞の通りである。マチのためにも良さそうなモノだ。ただ地元民にしてみれば言わずと知れた碁盤の目の様に抜け道があり、いくらでも目的地に回避できるルートはあるから、東西を行き来する四条通(東の突き当たりは八坂神社)をそうしたからと言って(四条烏丸〜四条河原町までがトランジットモール?)さして問題はないんじゃないかと思ったら、実情は全く違ってた。 それに伴い、南北の通りも一斉に閉鎖するらしい。

こうなってくると問題は、縦の筋にある駐車場が機能しなくなる。例えば100数十人体制でトランジットモール警備に当たった会社や動向調査員、その他運営スタッフ用に契約駐車場を振り分けるなどの特別な措置があるだとか、そういうことは一切ないと、幾つかの駐車場オーナーが嘆いている現状がある。僕がよく停めていた麩屋町通のパーキングも画面に出ていた。何かを起こすには弊害は付き物である。

そう言えば、沖縄の国際通りは同じく、ある時間に車は通れない様にしているが、横切る事はできる(ただ、間違って通り沿いのコインパーキングに停めたら暫くは出せないところもある)。しかし京都は南北の通りにある駐車場に、車で行く事も出す事もできなくなるのだ。神戸のルミナリエもメイン会場は東西にあるが、流石に車で南北を横切ることはできなくても、縦の通りに開催前に入れてから一通りルミナリエを観た後、車を出せる駐車場が幾つかある。ちなみにオススメは旧居留地ルイ・ヴィトンの上にある駐車場。屋上からはまともにルミナリエが見える。

しかし、いずれの事例にも「誰も損はしない、誰も悪い気はしない」という理想は難しい。誰かが笑って、誰かがしわ寄せを受けるのは世の原理である。それでもスタートする勇気と想いを、そこに反対する人々への説得(納得まで持って行く)があって然りなのだが、京都のケースはまだまだその辺りの波紋をはらんでいるようだ。家を建てる場合も、近隣への配慮は必要なわけで、勝手に実行しているのであれば「税金の無駄使い」だと言われても仕方がない。

こうして書いていると、変な事を思い出した。環境に優しいと、先頃ノーベル平和賞受賞のアルゴアも推奨している「バイオエタノール」だが、石油に執着し続けたあの国のブッシュマン(ニカウさんとは違う)大統領が突然そっちに肩入れを始め、気が付けば日本でも自民の「チームマイナス6%」の中にそれを推し薦めている。京都議定書の規制外だとされているが、よくよく考えてみればトウモロコシやサトウキビはアメリカシェア大だし、デメリットの実験結果もある。誰かが笑ってるとしか思えないこの事象が、ナンとも胡散臭い。

ここには、事を起こす勇気や想いとは違う「何か」が蠢いている。

大袈裟ではあるが、京都にもそういった背景がない事を切に願う。


※今日のヒトコト
【こんな事を書いていたら、テレビの「24シーズン5」でジャック・バウアーが合衆国大統領ローガンを責めていた  アメリカも気付いてるんじゃないかな

※志賀氏的伝言板
修さん、例の件はまた!


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