www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
10/12「『興業』に隠れたかの様なボクシング」 バックナンバー >>>
木曜日。テレビが観られる場所と言えば皇君菜館。店の近くの中華で19時からのボクシング、WBC世界戦「内藤対亀田」の生放送を観た。こういうカードがある時には、多分マチには人は少ない。阪神が優勝しそうな時もそうだった。連絡があるまでと、子機を持ちながら結局最後まで観てしまった。少々気持ちの悪い余韻が残る。オールブラックスが負けた試合でのフランスのトライ、ミシャラクへのパスが前なのではないかと何度も見直したくらいに気持ち悪い。

特に、亀田兄弟には何の感情もない。ああいった20歳前後の子達は結構マチにいるし、時折カワイイとも思ったりする。もし目の前であの態度を取られたらムカつくだろうけど、意外に礼儀正しかったりしたら現金にもファンになるかも知れない。嫌なのはあの、僕と歳の近いオヤジの態度くらいだ。

しかしながらこの対戦は決定打もないままに12ラウンド戦い抜いて、何とも後味の悪い結果となった。負けたら切腹すると言っていた大毅クンは、腹を切らないでまた立ち向かって欲しいが、まず第一にWBCのランキングを上げるのが先だと思った。現状は14位。それがチャンピオンに挑戦するのだから、13位以内の皆さんからすれば、ランキングの意味がなくなってしまう。オレ昔ラグビーやっててん、仲間に入れてぇやと、ワールドや神戸製鋼のグラウンドに行って練習の邪魔をするようなもので、それなりのプロセスがあって当然だと思う。「幕下が横綱の胸を借りる」という表現の方が解りやすいか。とにかく、飛び越えて挑戦できるシステムが素人目に観て不思議なのである。

もう一つに、誰が挑戦者なのかというところにも疑問が残る。合法的な殴り合いとは言えどもそこはボクシングという競技。11、12Rに見せたレスリングの様な技は、明らかに冷静さを欠いていたし、お金を払って「試合」を観に来た人々にとっては払い戻して欲しい気持ちになりそうな瞬間でもあった。布石はあった。頭を下げガードを堅め向かって来る亀田に対し、内藤の執拗なグローブでの頭への抑え。元々内藤はこめかみに古傷があって、そこに亀田の頭のバッティング出血。クリンチを投げ飛ばす亀田。もつれ合いコケた亀田に上からパンチの内藤。互いに牽制、ボクシングの手数とは違うジャブが、締まりのない時間となった。

暫くはマスコミや世間のバッシングを浴び、亀田長男の試合、大晦日に向けての煽りとも取れる報道が続くのだろう。内藤もチャンピオンとして、圧倒的な試合を求められるはずだ。ただいつも思うのだ。

ボクシングや相撲が「興業」として成立する羨ましさを。

古くは具志堅や辰吉が、世界ランカーをノックアウトし続ける姿を国民に見せた。放送時間を12R目一杯使うよりも、実は国民はKOシーンを求めている。

判定よりも圧倒的なボクシング。様々な背景が素人には解らないものだとしたら、決着だけは解りやすくして欲しいものである。


※今日のヒトコト
【亀田人気かと思えば、 内藤コールで会場が沸いたのは驚いた

※志賀氏的伝言板
ジンジャービア入荷!!


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://bar-shiga.ameblo.jp/


加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga