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水曜日。寒いくらいの朝方を過ごし、日中も予報ほどに暑い感じがしなくなった。最も分かりやすいのは、開店前に入っている、玄関前の発泡スチロールの氷がしっかり硬い。溶け方が違うのだ。そろそろやっと秋である。
神戸駅○○肉店という店は、有名らしい。一階に精肉店、その肉を食べさせる店が二階にあるそうだ。ハーバーランド北にある中央郵便局に向かう時には大抵その前を通るが、実はいつも不快感が伴う。年の頃は60歳前後の白いコックコートの様な格好でオヤジが二人、暇そうに店内で立っている。通りから見られている事も知らずに、大あくびや鼻毛抜きまでをも繰り返している。どういう立場のどういう人なのかは知らないが、ことサービス業に於いては「手を抜いた時ほどにお客様は見ている、そして突っ込んで来る」わけで、そういう人達を店の看板にしていることが、購買層に悪影響を与えている事を「上」は解っていないのだろう。この日は二人共、表で腰掛けて煙草を吸い携帯電話に見入ってた。暇なのは解るが、そういう食べ物を扱う店に、誰が入るというのだろう。それがたとえ老舗でも、である。
そして郵便局に行けば、カウンターで局員が、いつものように振る舞っている。本人には悪気はなく、それが百歩譲って仮に子供や若者に対してだとしたら解らないでもないが、最初に癖で「うん」と言ってから会話を進める局員がいる。郵便局に限らず、銀行でも、マチに行けばそういった人に出会う事があるが、最近ここでよく書いている「本分」を忘れている行為に、民営化でもっとフランクになられたらエラいことだと、懸念するばかりである。
時折電車を使うが、チャージのできるカードを持っている。簡易な機械は至る所にあるが、時間もあったので券売機でチャージする事にした。機械が声を出すタイプのそれは「『お金』を入れてください」とストレートに言って来た。せめてチャージ「料金」「金額」と言うよう設定できないのか。飲食に携わる人間が、「お客がさぁ」と話しているくらいにゾッとした。ちなみに「お金様」ではオカシイ。
近頃、世間に文句ばかり言ってる僕である。でも、これだけは言える。
「マチ全体が、行儀悪くなっている」
よくある話、飲食店で走り回る見知らぬ子供を誰かが怒った時「ホラ、オジちゃんに叱られたでしょ」と言う親がいたりするが、そういう叱り方をすると「オジちゃん」がいない時には同じ事を繰り返すだけで意味がない。僕らの子供の頃は「洗面器をかぶったら背が伸びない」とか「夜、口笛を吹くと蛇がやって来る」とか「夜、爪を切ると親の死に目に会わない」とか「ミミズにおしっこをかけたら腫れる（これはちょっと違うか）」などと言われたりした。今から思えば子供騙しで、そこに根拠など何もなかったが、子供心にちゃんと守ってた。その先には『行儀』というモノが、祖先からの伝え話の様に存在した。
その昔、行儀という言葉の対象は子供だった。今は大人にも向けられている世の中である。しかしそういった理屈から言えば、あの精肉店のオヤジ達は、そんな躾くらい覚えているはずだろうに、現代社会がそうさせてしまったのか？
否。老舗の看板だけに頼り、努力を怠っているとしか思えない。
※今日のヒトコト
【昨日の日記にあるラグビーワールドカップ、日本テレビの中継が、色々物議を醸し出している 確かにデイレイと言われる、時間差生中継（ホントの生中継をしているJsportsから受けて、10分ほどのタイムラグで流す）みたいなやり方は、時間通りには終わらないラグビーには酷だったと思う 録画してゆっくり編集というわけにはいかないこの方式が、結果「尺が足りない」という尻切れで、肝心なトライシーン、その後の同点ゴールでノーサイドの感動の瞬間を放送できなかったわけだ 2ちゃんねるでは、とんでもない議論が起こっている それだけ潜在的なラグビーファンがいる ということだろうが、こればかりは如何ともし難い状況である そのクレームパワーの行き場所を創る、一端を担いたいモノである】
※志賀氏的伝言板
【 「夜、口笛を吹くとお化けがやって来る」でしたっけ？ 】
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