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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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日曜の京都南インターチェンジは相変わらず渋滞だったが、 僕の目的は京都と滋賀の間にある東インター。実家山科はすぐそこにある。

思ってた以上に母親は元気で、僕を小4から知る隣のオバちゃんや、母のパート先の皆様方の温かさに、遠く離れた親不孝モノは胸を撫で下ろした。

母をそのままにして、突然の雨の中、実家を飛び出した。京都出身の僕からすれば、車のナビはおかしな案内をするがそれに任せる。仁和寺から高雄に抜ける途中の鳴滝霊園へ向かった。途中、土曜日の試写会で観た映画に出てくるシーンを眺めながら、あの場所とあの橋を自転車で動くには位置関係があまりにも遠いよななんて思いながら、今出川通を西にひたすら走らせる。そこには、当たり前よりもっと大きい様々を僕に与えてくれた、母方の僕の爺ちゃんがそこに眠る。夏に行けなかった、やはり親の親不孝の墓参りであった。

昔からある高級住宅地を通り抜け、誰もいない、山を切り開いたその景色のいい霊園で色々報告とお願いをし、ここでも少し雨が降っていたがそれは涙なんかではなく、爺ちゃんは微笑んでくれていたかの様に感じられた。

ナビゲーションを無視して、太秦近く、京都外大手前の天神側三条通を東に山科へ帰ろうと思えば、大宮からは三条通は商店街となり車は通行できない。京都人の常識を忘れていた事に、僕はもう神戸の人なのだと思いながら、四条通を選ぶ。案の定、渋滞に出くわすが、僕の知る京都と新しい京都がゆっくり観られて、悪い気はしない。四条烏丸を左折、一本北の御池通からわざと京都会館や平安神宮、岡崎の動物園前を通り、疎水、浄水場を後に九条山を越えた。

実家への途中にある六兵エ池辺りのスーパーで買い物をし、何もいらないよと電話で言っていた母親と共に鍋を食った。あの池は、ザリガニ釣りをよくしたが、危険なゆえにもう埋め立てられて公園になっているだの、あんなスーパーはなかったよね、へぇー24時間なんや、凄いねとたわいのない話をしながら、これはおそらくは初めてのシチュエーションであることを、43歳にして知った。

夜、京都を後に、渋滞の心配のなかった名神高速を神戸に向かった。

日曜朝方、僕にしてはある程度は睡眠を取っていたものの、睡魔がドッと出てきて、パーキングエリアで珍しく休憩した。心労や辛労が、安心と共に顔を出したんだと思う。塩屋の自宅に戻り、適当に色々済ませると、そのまま眠りに就いた。

この日ばかりは、見事に僕は息子だった。


※今日のヒトコト
【こうして偶然にも敬老の日の朝、それらのことを神戸の自宅で書いていると、デスクトップから流れる「ディア・ハンター」のサントラ、ジョン・ウイリアムスの曲が、妙に色々を思い出させてくれた  もちろん映画も曲もいいが、何よりも日曜の一日が良かったんだ

※志賀氏的伝言板
本日お休みします


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