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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日。残暑が厳しいという割には、朝晩は寒いくらいだ。お陰で、少し風邪気味である。しかしそんな中、昼飯をご馳走になりながら、未来ある若者達の話しを聞いて心が洗われる想いをする。彼らを連れてきたラグビー選手の従兄弟なのだが、ヤツと同じ人種と思えない物腰を観ると、昨今の腹立たしい若者(いや大人だって)や近頃日記で書いた諸々のムカつきが消え去るようだった。

ネットワークビジネスに代表される「一緒に何かやりましょう!一緒に幸せになりましょう!」なんて事を急いてアプローチをされると、余計に作為が見えて胡散臭いものだが、「色々話しが聞けて本当に良かったです 今日の話しを持ち帰り、僕らに何ができるか考えてみます」そう言って、僕と一回りくらい年下の彼らは東京に戻って行った。そんな彼らとは、いつかまた会いたいと思う。

夜には強めの雨が降る。気候までもオカシク感じてしまうが、10日の日記 「日本の警察がかなり危ない」 には、書き込みも含めて反響が多かった。警察、医療、公共交通機関など、日本に於ける「制服」は、それを身に着ける者の背筋を正し、それを目にする者に安心を与えるというモノのはずだった。制服ではないが、官庁や学校に従事する立場にもそれに近い感覚がある。無論、政治で言うセンセイにも。こうして書くと、「日本がかなり危ない」のが解る。

くだらない話を思い出した。呆れる話だ。

開店前扉を叩く音がするので開けると、そこには郵便局の赤いバイクをまたいだ職員がいた。今から思えば、なぜ彼はバイクを降りなかったのかという疑問が残るが、それも近頃は慣れてしまっているのかも知れない。「再配達便です」と見せられた封書にバーコードがある。男は封書をバイクのグリップに置いて、リーダーを「右手一本」でかざす。上手く読み取れない。もう一度かざす。フラフラした右手がやっとコードを読み取って、封書はそのまま「右手」で手渡された。

バイクをここまで運転してきたのだからそれはあり得ない事だけど、全て右手で行う男を見て僕は「彼は左手が不自由なのではないか」と思った。中央区、この辺りの集荷を一手に引き受けている神戸中央郵便局には、障害を持つが何の問題もないかの様に対応してくれる男性がいるのを知っている。右手だけで全てを行う事に対し、それほど時間も掛からないのであればと待つ事ができた。

しかし僕はその時、驚きの光景を目にする。

走り出した赤いバイクの左手には、火の着いたままのタバコがあった。


国会では眠りこけている政治家がいる。役所に行けば、カウンター越しにくだらない私語を聞かされる場面に出くわすことも多い。最近では、就業時間中にパズルゲーム雑誌に集中する車掌のニュースがあった。警官がストーキングの末に、そのままの格好で殺人を犯し自殺する事件があった。

これらに共通するのは、一部の人間がしでかす行為で全体がそう認識される悲しさだ。郵便局職員によるタバコの一件を、そろそろ民営化する郵政に訴えたところで、「厳重注意します」「止めさせます」そして「辞めさせます」で終わるのだ。このことは、前述全てのアブナイ対象に言える。

「自分がされて嫌な事はしない」小学生でも知っている常識を…、常識なんていう基準値が低くなっているのか。沈没はしないが、日本は民度埋没の一途を辿る。常軌を逸した行為が、マチを蝕んでいる。この国に今、ヒーローなどいない。

少々、ダジャレも死語もない日記に閉口してきた。
しかし怒りは活字に残す方がいい。

いつか読み返した時に、笑えるために。


※今日のヒトコト
【バイクはスピードを上げて走り出したが、もっと早くそのタバコに気付いていたら… ソイツのその日の配達を終わらせたと思う

※志賀氏的伝言板
本日深夜に、ラグビーワールドカップ 日本対フィジー戦!


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