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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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僕は怒っている。読んだ皆さんも怒るだろう。二日分だから長文である。

土曜のこと。片付けて深夜の店を出ると、扉の横にバッグとジャケットが置いたままだった。それはすぐに、他に誰もいなくなった店の床で酔って2時間ほど寝ていた男のものだと分かった。揺り起こすと僕に大層絡みながら1時間ほど前に出て行ったのだが、持ち主はそこにいなかった。ひとまずそれらを店に入れて、その辺で野たれ死んでいないかと心配になり探したが見つからず。彼を一度、家付近まで送ったことがあったので、そこにある派出所に預けに向かった。

もう朝方のせいか誰もいない交番には、テーブルに電話があった。奥に照明がついているので声を掛けたが誰も出て来ない。「○○番を押してお呼び出しください」と電話にあった。すぐ横にはテレビカメラ付きの画面があって、緊急連絡用らしい。まぁ僕は荷物を預けに来ただけだからそれを使うことはないが、そもそも誰もいない派出所というモノの意味が解らない。とにかく、電話の番号を押してみる。

「はーい、どうされました?」本当に相手はそういう出方をした。「店の前でウチのお客様のお忘れ物があったので、ご自宅はこの辺だと知っているので持ってきました」「はい、では電話を切ってお待ちください」「で、どれくらいで来られるのですか?」「電話を切ってお待ちください」仕方なく待った。5分も経たなかったと思う。その電話が鳴った。誰もいない交番で、おそらくは110番通報は管轄署に行くはずだから、自然な流れで僕は電話を取った。「あー、取らんとってくださいよ すぐに行きますから」「それやったら、鳴るけど取らずに待っててくれって先に言うてくださいよ」もしこれが、急を要すことならば、僕はキレていた。

それから5分ほど経過し、裏から入って来たのだろう、一人の警官が小さな声で「お待たせしました」と入ってくるなり、奥の部屋に行きロッカーを開けようとしている。所謂色々書き留める書式を取り出すのだと解っていたが、なかなか出て来ない。「あのぉ、何をやってはるんですか!?」僕はしびれを切らせて言うと、「慣れないもので」と僕より若いのか年上なのか分からない風貌のその男は返す。新人であろうがベテランであろうが、その制服には国民の信頼が掛かっている。昨今、医療にしても郵便局にしても警察にしても、制服の威厳が失われつつある日本である。「慣れないもので」と言う人間に、僕らは何を任せられるのか。

やっとテーブルまでそれぞれを持って来て、いきなり警官は「この拾得物の本人が現れない場合は、アナタは受理されますか?」と訳の分からない質問をする。どこの店の人間が、お客様の忘れ物を自分のものにすると言うのだ。ましてや、まだその持ち主から飲み代ももらっていない(もらえる状況じゃなかった)。「受け取るわけないでしょ 多分全部カバンかジャケットに入ってるから、住所も分かる 連絡してあげてくださいよ」そう僕が言うと、「ではここに署名をください」と言われるままに、僕は名前を書いた。

「オタクのご住所は?自宅電話番号は?携帯は?」矢継ぎ早に聞かれるままに答えるが「お名前は?」と聞かれてまたキレそうになる。

「さっき署名しましたよね」「…あっ、そうでした」

「今から中身を調べますが、立ち会いますか?」普通なら帰りそうなものだが、この警官は見るからに頼りない。生理的に合わない声、受け答えというものがある。この男はまさにそういう感じだった。「はい、お願いします」と見ていたが、iPodに興味を示したり、財布や名刺入れの中身を一斉に出したり(どうやって元通りにするのか)、コイツはかなり危ないヤツだった。

「その方のお名前分かりますかぁ?」「○○さんです 各派出所には、地元住民情報があるでしょう それで調べて持って行ってあげてくださいよ」「いやぁー、この辺で1000件はありますからねぇ」コイツは何を言っているのだ?名前を伝えてるだろ。そうこうしていると免許証が出てきたので、「それそれ、その人やから、朝になったらそこに持って行ってあげてくださいよ」「はい分かりました」

もう朝方だった。呆れてモノが言えなくなっていたが、途中天井にある監視カメラを確認していたので、僕が持って来てこの警官が処理をした事実は残る。現金も確認した。暫くは店の前に置きっ放しになっていたが、おそらくは何も取られていない。この目の前の男が偽警官で、それらを持って行ったとしたら、犯人はコイツ。本物だとしても、今の時代は社会保険庁の例もある。少々不安が残る。

日曜日15時過ぎ。忘れ物の持ち主からメールが入っていた。内容は見るまでもなく「昨日のことは記憶にありません バッグその他受け取りました ありがとうございました」というモノだと思っていたので、確認したのは夜になってからのことだった。メールには前半は合っていたが、「荷物が全部ありません どこにあるのでしょうか?」とあった。あの警官は、まだ連絡していないのか?

警察に電話をする。分からないので110番すると、預けた派出所の管轄は僕の住む垂水ではないので、そこの番号を教えられる。出た担当の女性に「日曜の朝方、□□派出所にお客様の忘れ物を預けたのですが、ご本人にお渡しいただけたのですか?」と伝えると、「それはこちらでは分かりません 連絡したかも知れませんし、まだかも知れません」と驚きの返答をした。「それはどういうことですか?僕はご自宅近くまで行って、ちゃんと受理番号のある書面にサインしましたし、担当のMさんという方に念を押して、朝になったらご本人に連絡して渡してくださいね、と伝えました それが分かりませんとはどういうことなのですか?」「その担当は朝までの勤務で、日曜は非番でして…受理はちゃんとしていると思うのですが、それは会計課(?)に回してあるので、落とされたご本人が署に来ていただくか、連絡がなければ月曜日からの通常業務で受け渡しとなります」

もう深夜だったけど、僕は「ぶちキレ」た。

「それやったら、なんで受理した時にあの警官は僕に、そういう話しをしいひんかったん?ちゃんと渡しといてくれって言ったら、分かりましたって答えはったよあの人は それオレが聞いてたら、財布も何もかも全部無くした持ち主に、もっと早くそういう旨を伝えられたのに アンタら、それってオカシイんとちゃうか!?何のために、オレの電話番号やなんやかんやを聞いてん!!」

相手は、それはそういうシステムになっていますので、としか言わなかった。

そういうシステムと制服に惑わされるのは、もう風俗やキャバクラだけではなくなった。冗談ではない。僕は警察に対し本当に怒っている。

国家権力は、そういった店と同等になってきたと理解した。


※今日のヒトコト
しかし風俗は、騙されても笑い話になるだけマシである

※志賀氏的伝言板
大学同期T井、U林、君ら警察エリートやったよな?いっぺん、飲も


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