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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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9月に入った土曜日。六甲アイランドでKOBE COLLECTIONもあったが、西宮での打ち合わせに今回は見送ることにした。あの場所での僕はウイている。と言うか、視察はもう充分。7日に北野クラブSolaである「大人版」コレクションも、どうしようか考え中。その他打ち合わせも来週に調整。移動は阪神電車だったが、神戸空港から沖縄間が、早割で14,000円の広告。そのすぐそばには、新幹線、新神戸東京間10,000円と価格競争。ほぉー。夕方帰った元町のカフェはどこも一杯で、少しばかり過ごしやすくなった気候のマチに、活気が戻ったかのように見える。

こんなに近くでやっているのに、大阪で行われている世界陸上が盛り上がらない。ハイテンションな織田裕二の違和感も、どこかの国の選手宿泊ホテルダブルブッキング問題も、大阪市の職員によるボランティア実態も、競歩に於ける誘導係の不手際も、暑すぎた気候もその理由の一つではあるが、一番の問題は「ハリウッド映画の予告編のような宣伝告知」に因るところが大きいのではないかと思っている。

映画は、配給会社の広告宣伝が重きを占める。週間興行収入を勝ち取るために、話題作とはかち合わないロードショースケジュールを組んだり、ハリウッドでしか行われなかった主役へのインタビューも民放各局割り当てられる(10分程度だが)ことが通常になった。賛否両論あるが、予告編でほとんどのクライマックスを見せるモノも多く、エンターテインメントに拍車が掛かる。中には本編でカットされたものまで出して、DVD化やテレビ放映などへの二次使用を期待させる。しかしそれらは、『筋書きのあるドラマ』ならではのことだ。

「ブレーキの切れた重戦車、スタン・ハンセン」「人間山脈、アンドレ・ザ・ジャイアント」「燃える闘魂、アントニオ猪木」「世界の荒鷲、坂口征二」など、過去古館伊知郎が火を着けた実況ブームに、八百長だと揶揄される(厳密には八百長ではなくエンターテインメント)プロレスには、リングネームに付けられる謳い文句があった。「窓辺のマーガレット、桂三枝」「狭小物件リフォームのマエストロ(by ビフォーアフター)」「アナタのもう一つの髪、フォンテーヌ(by ノックは無用)」みたいなもんだ。近頃は陸上にもその他のスポーツにもどうやらその風潮がある。○○王子も最近は、無理矢理王子までいる。

オリンピックともなると、国営放送で一日中延々と様々な、時には見たこともない競技を流している。しかしそこに実況解説の興奮こそはあっても、番宣(番組宣伝)もそこそこに、あまり抑揚のないスケジュールでその全てが中継されてゆく。近頃のNHKも少し民放化してきたが、その淡々とした映像の方が僕は好きだ。民放であっても、駅伝やマラソンが相変わらず観る人が多いのはそういうところなのかも知れないが、短距離でもその刹那に感動したり、他の競技にも瞬間を観た各々が持つ印象が全てなのではないかと思う。

だから本番を迎える前に「フィールドトラックの○○」「孤高のスプリンター□□」なんて言われて公開前の映画の様に盛り上げられて、先入観、過度な期待を持つことは、競技に水を差すような気がしてならないのだ。

筋書きのないドラマに、予告編がいるものか。


※今日のヒトコト
【件の競歩の問題で報道写真を見ると、 選手の両足が浮いていたぞ(*_*;)

※志賀氏的伝言板
9/22バーテンダーズナイトしますぞ


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