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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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月曜日。例年になく店を開けることにしたが、お盆は流石に静かだ。でもその分、男同士のいい話しができた。お盆期間は、特にいい時間ができる。

月曜は朝イチに起きて、自宅近くの銀行に行った。一瞬曇って霧の様な雨が降って、余計蒸し暑くなっていた。盆のせいかこの辺りには車が少ない印象。家に帰って午前9時半くらいにテレビをつけると、出身京都の代表校、京都外大西と茨城の常総学院が戦っていた。神戸に来て17年にもなるのに、しかも京都外大西なんていう高校にピンッとこないのに、こういう時だけ同郷を応援するものである。それがとんでもないいい試合だった。もう7回くらいに入った頃だった。

実況や解説者のコメントから、9回まではランナーを多く出した常総に歩がある感じであった。ところが延長に入ってからは一変、先攻の京都外大西の作戦が当たる。ここまでいいバッティングを繰り返している選手に代打。この作戦は両校ともあり、見事だった。もう一度寝ようと思ってたのに、よってなかなか眠りに就けず、12回裏最後まで観た。実況や解説者も、今大会ここまでの一番見応えのある試合だったと思わず言ってた。拮抗した試合を、京都が制した。

両校とも、ワンナウト一塁にランナーがいる場合、必ずと言っていいほど次打者は送りバントをした。ツーアウトになるのを覚悟で、二塁に進めるためだ。僕が知る野球にはそのセオリーはなかったので、僕の野球知識は相当遅れてしまっているなと思った。そして確実にその二塁のランナーはホームに帰ってきた。作戦的中を目の当たりにした訳だが、やはり展開が二転三転して点を取り合い盛り上がりを見せる試合は、誰が観ても面白い。手数の多いボクシングの様なものだ。高校野球、甲子園は何が起こるか分からない。野球に詳しくないのだが、京都贔屓どうこうより、このどちらかが敗退してゆくのが残念でならなかった。そんな試合だった。

涙を流し、悔しさをあらわにし、それをコメントにしてもいい。それが清々しい若者の特権でもあるのに、近頃の若手(下手すると、小学生までも)には、似た様なコメントをする光景が目に付いてしまう。 「応援してくれた家族、スタッフ、友人達に感謝したい」「素直に嬉しいです」「ここまで来られて光栄です」どこかで聞いたことのあるセリフで、あまりに優等生、大人染みていて響いて来ない。(方や、日本ボクシングの「つくられたキャラクター」にも、それを助長するかの様な報道にも、スポーツの原点が崩れてしまっている感じがしてならない 敵をリスペクトする念は、戦国時代から不変だったはずである)

京都外大西と常総学院の試合が終わり、次の試合の練習が始まった時、常総の好投手清原クンが、ベンチ前で泣きながらキャッチボールをしていた。おそらくそれは投手として、プロでもやってる「クールダウン」の一環なんだと思う。そしてそれを大会運営委員であろう爺さんが途中で制し、彼はダッグアウトに消えた。

その光景はあまりにも不自然で、言いたいことが言えない北朝鮮の記者会見や、日本の政治家がする歯痒いコメントを思い出した。

大人にならなければならない時は、いつか必ずやって来る。せめて義務である教育を受けるはずの間は、何もかも忘れて思い切り泣き崩れて欲しい。


※今日のヒトコト
【今日から北海道で行われる合宿に向かう神戸製鋼 何人かの選手と連絡のやり取り、その意気込みを知る  ここ数年の礎を、本番には開花して欲しいものだ

※志賀氏的伝言板
ってなわけで、お盆は開いてます


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