www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
7/18「千葉チャンはあの千葉チャンだった」 バックナンバー >>>
台風が連休前半を襲ったせいで、僕も連休という感じがしなかった。海の日ゴールデンタイムに、サッカー日本代表とベトナムの試合を観戦後、その深夜にブラジル対アルゼンチンを観た。次元の違いが素人の僕でも解る。プロレスだって柔道だって、技の掛け合い、出し合いの方が面白いに決まってる。こんな二試合を日本に居ながらにして一気に観させてしまうのは、日本代表にとっては酷過ぎることだな。

火曜日夜、いつものように向かう三宮は、何事もなかったように機能している。同じ日本の離れた場所では豪雨の被害、そして震災、その弊害も起きている。被災した者としてあの感覚を「解る」と言いたい気持ちはあるけれど、環境はそれぞれ違うから解るはずもない。何事もなかったようにマチが回復することを祈るしかない「こちら側」の無力さがある。僕は、自らの足跡を踏み締めるしかない。

大河「風林火山」の録画を、一日遅れで観た。筆頭家老、板垣信方の壮絶な死は、同じ回にこれまた意味のある死を遂げた甘利虎泰と共に強烈な印象を残した。甘利を演じたのは竜雷太、板垣は千葉真一。僕にとっての竜雷太は「太陽にほえろ」のゴリさんであり、千葉真一は「キイハンター」の超が付くベテラン俳優陣。特に千葉真一は、この大河での演技を最後に引退を賭していると聞いた。

主役を食う演出、安心して観られる殺陣。千葉チャン(昔、車のCMでそう呼ばれていたから、僕は今でもそう)は衰えていなかった。「キル・ビル」では監督タランティーノのリスペクトが強すぎて、千葉チャンの動きを観られなかった。それは衰えだと思っていたら、何のことはない。千葉ちゃんは感動的に健在だった。

芸能界の重鎮・野際陽子と別れてからの千葉チャンは干されっ放しだったと、噂で聞いたことがある。それを鵜呑みにして、勝手に芸能界というものが恐ろしいと思っていたが(実際そういった部分は、その世界に生きる人間から聞いたりするが)、この大河で見事な演技を見せた千葉チャンは、30数年前キイハンターでロープウェイからぶら下がって戦ったあの千葉チャンの復活だった。

ドラマや映画、特に戦争もの、マフィア、ギャングものに多い、鮮烈な印象を残す共演者達。全編終えずして消えてゆく寂しさと相まって、その潔さはしっかりと記憶に残り、作品の幅を創る。出処進退に於ける、引き際の美学というやつだ。

そういった感覚は、歴史上の人物に多い。

僕が昔から、山本勘助に馳せる想いも同じなのだ。


※今日のヒトコト
店にある、9歳の時にもらった千葉チャンのサイン色紙は宝物だ

※志賀氏的伝言板
【昨日も書いた  お盆は開けることに決定 神戸に帰省する方にも会いたい


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://bar-shiga.ameblo.jp/


加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga