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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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西条八十の詩みたいに思う。「母さん、あの梅雨空はどこに行ったんでしょうねぇ」蒸し暑さだけはあっても、すっかり雨の降らない梅雨である。

木曜は午前10時までのデザイン出稿と、電話のやり取り、不具合があった場合の待機に午前中まで起きていた。なんせ、神戸 仕事場 → 東京 チケットぴあ → 博報堂スポーツマーケティング → イタリアという幾つかのフィルターがあって、手直しや追加事項等のためだ。今回はオフィシャルTシャツのデザインだったが、今までの表現は胸や背中、あっても袖くらいで、おそらくはその世界では表現されたことがない仕上がりになると思う。グラフィックも、平面でのイメージと丸みを帯びたボディとは違うし、ましてや人が着て歩く姿や集まる様は全く変わってくる。「和」のイメージは、浅草にでも置いて欲しいほどだ。外国人にウケそうだな。

しかし一気に事が上手く運ぶと、達成感の裏に脱力感がある。近頃、40歳代を意識するのは、大体「無理をした」後のレスポンス(いいものではなく、悪い方)の違いだ。この日も午後から寝たら、日中の蒸し暑さをものともせず死んだように眠った。いや、死んでいたのかも知れない。蘇生した時間は18時を過ぎていた。

ワイン3杯で、すべらない話はできないが、恥ずかしい話はできるようになった。マチで知らない人にぶつかりそうになった時、昔なら「おぅっ!?」と突っかかりそうなものを、今では「わぉっ!」と欧米化している。僕がビリーズブートキャンプをやらないのも、性格上絶対無理をするからであって、その後に「愛と青春の旅立ち」みたいに、ビリー教官に恨みを持ちそうだから(まぁ、結果は有り難く思うんだけど)、所謂「無理の利かない身体」に近付いているのだろう。

近頃は、店の近くの中華でも「ご飯は普通で」と注文するようにしている。もう大喰いも節制しているのだ。中国人の家族はほとんど毎日、「これでどうだ!」と言わんばかりに僕のご飯を大盛りにすることを生き甲斐にしてきたのに、近頃は寂しそうだ(と勝手に思っている)。水曜は一日中食べる時間がなくて、夜、店に入る前久しぶりにお任せしたら、ニコニコ笑いながら15歳の娘は山盛りに持って来た。案の定テーブルに置く寸前に、僕の大腿部にドカッとご飯が崩れ落ちた。もうジェンガ盛り(そう名付けた)は無理なのだよ。解るかな、体質改善って日本語。

無理が利かないからと言って、テクニックで補おうとは思わない。
それは老獪と言えば聞こえはいいが、年相応の逃げにも思うからだ。

経験の幅で道を選ぶのだ。
経験がないなら、選ばず突き進む。

知識でない知恵を持つのだ。
それらは、数ではない深いところにある。

だから、大喰いはもういいと言っている。


※今日のヒトコト
【今回のオフィシャルグッズデザインに関わる皆さんと、一緒に仕事ができたことを嬉しく思っている  尊厳、尊重を仕事で持てたことが一番の理由である

※志賀氏的伝言板
片山さんの20周年パーティー、1830から行きます!


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