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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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梅雨というものを感じないまま、しかし蒸し暑さはある水曜午前に元町にいた。少々厄介な案件に心強い、沖縄ダイビング帰りの不動産業I氏に頼りまくって、ナンとか事なきを得た。人はちゃんと向き合うほどに、悲しみや喜びを見ていてくれる。止まると死ぬんじゃと間寛平氏は言っていたが、近頃の僕は眠ると死にそうなくらい、時間が惜しかった。しかし精神的な余裕が出てくると、眠りの有り難さが段々解るようになるようだ。今は、ただ眠りたい。

と言いながら暗い話でもなく、ヒラメキがすぐそこまで近付いている匂いがプンプンして、言うなれば戦士の休息みたいなもんである。戦国自衛隊のテーマ、町田義人の歌は良かったな。そんなわけで、夕方、店で少し寝た。

デザインというものは面白さは、例えばそこに赤ワインをこぼした時に拭き取って残ったシミがヒントになったり、邪魔なレイヤーをどこかにやろうとしたときに生まれた「あり得ない」レイアウトが妙にハマったり、知識を盾に専門家を気取る人とは違う素人意見を、見過ごさなかったりした時に閃いたりするものである。

要するにそれを見逃すか、ジッと見るかの違いであり、デメリットを排除しようとする「癖」には、ナンとも見つかり難い代物なのだ。無理矢理こじつければ、全て充実した状況の作品より、何らかの危機感やジレンマから生まれた作品が、過去の歴史を紐解いてみても多い。退廃的と言うべきか、破壊的と言うべきか。酒アブサンを煽って絵を描いた画家達や、全国を行脚し記し続けた詩人にも近い話だ。

文明の利器で、情報通信が居ながらにしてできるのに、未だにそんなことを言い続ける僕だが、近頃12歳のMacユーザーと出会い刺激をもらったりして、今まで以上にやる気になっている。その彼に間接的に伝えたのは、「どんなデザインでも、いきなりコンピュータに触れるな」ということだった。手癖、世界に一つの自分だけの文字やタッチ。それはまず、下手でもいいから書きなぐることだと言った。

PCは保存を繰り返すほどに、過去に遡って取り出し難いものだ。プロセスをまさにゴミ箱に捨てるが如く、Deleteの山を築いゆく。しかし絵や直筆はカタチにずっと残っている。自分で書いたそれらに、重ねて描くことは基本的にしない。

デジタルの上書き。簡単に見えて実は怖い上書き。過去を消すことができない人生に、年輪のように増えてゆくアナログの心を持って対峙する。

さて、今から午前10時までに東京に送信する、デザイン案を仕上げることにする。ココは都合よく、時代の利器を使い分けさせてもらう。


※今日のヒトコト
【身体や頭がメンテナンス中だった火曜夜、同い年、新喜劇の緑色のヤクザ・中條健一氏が来ていた 今日は神戸の実家に泊まるの?と聞くと、大阪に戻ると言う 用件は、新喜劇の仲間で新座長を襲名した川畑泰史クンの7/22イベントチラシを持って来てくれたのだ 「ほぉーっ、エラい立場になったら自分では動かんのやな川畑クンは こりゃぁお仕置きせなあかんな」と僕が言うと「せんでよろしい」と緑ヤクザは、イチローブランドKING NICEのキャップを深くかぶったまま焼酎を空けた  「よっしゃ、当日、ザ・プラン9に紛れ込んで、プラン10で舞台に上がったるわ!」 と言うと、やはり緑ヤクザは「せんでよろしい」と笑った 川畑クンのアドレス聞いてすぐにメールすると、「志賀さんのアドレスの名前は、『紀香兄』にしておきました!」と返って来たので、志賀、当日乱入をヤメることにした

『ターニングポイント新喜劇』7月22日(日) なんばグランド花月 開演 19:30
出演 川畑泰史 小藪千豊 バッファロー吾郎 矢野兵藤 ザ・プラン9 野性爆弾 ランディーズ/未知やすえ 内場勝則 他(志賀は出ません)】

※志賀氏的伝言板
始業時までに、デザイン案上げます!!イタリアへ転送よろしく


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