www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
6/14「ムカついた朝の話の続き」 バックナンバー >>>
水曜深夜、ノリ妹からメールが入る。タイトルは「毎日放送」文面は「今からジャイケルマクソン始まります!」ナンだ?ジャイケルマクソンって??ライオネルリチお?キャメロンでやんす?……、ハっハァ〜ん、旦那が出てる番組やな。早速内助の功か。ハイハイ、ごちそうさま(死語)。店にはテレビないし、何があるの?と返信して、またバーマンに戻る。誰がパーマンやねん。

昨日の日記の最後に書いていた、ムカついた話を書く。

【昨日までのあらすじ】
うわっ可愛いなこの子、ファンになろっと思ってネットで調べたら、ナンと16歳だった、犯罪者志賀でございます。本文とは関係ない。水曜午前4時半、店で日記を書いていると明らかに愛情のない、扉を叩く音がした。何事か?と思い飛び出した僕。そこにはお客様ではない男が3人。しかし彼らには見覚えがあった…。

表に飛び出すと、北向きに自転車に乗る男が一人、南向き自転車にもう一人とカバンを持つ男が一人立っていた。今まさに、店の扉を誰もいないと思って思い切り叩き付けた後だったに違いない。一瞬左右を見たら、彼らの顔は笑ってたからだ。彼らがすぐに、向かいにある玉撞き屋にさっきまで酒を飲みながらビリヤードに興じていた、30歳台と思しき3人だと判った。僕も3時過ぎまではそこにいたからだ。

「誰や?今、このドア叩いたん!」

僕はそう言うと、左右に睨みを利かせて犯人を探る。

「叩いてませんよ」

最初にそう言ったのは、カバンを持つ男だった。

「そんなことあるかい!オレが出てきてビックリしとるやないか どいつが叩いた?お前か?お前か?今、ニヤニヤ笑っとったやろうが!!」

ちょっとお下劣な、滅多に使わない言葉(ホントよ うふっ)を僕は吐いた。カバンの男が寄ってきて、あれ?3対1だから殴り合いでもなったら有利だと思っているの?オヤジは43歳だけどハッスル(死語)しちゃうよ、やっちゃうよ!と構えたら、どうやら事の重大さを知ってか、

「すんません、酔った勢いでふざけてしまいました すんません」

と謝ってきた。ほな、許したろう…ってなるわけもない。ここからは独壇場。

「さっき玉撞き屋におったヤツらやろ オレが向かいから出入りしとるから、店やって分かったんか?なんや?まずこの時間は誰もおらんやろうって叩いたんか??そんなんええ大人がやったら最低やん ここで看板背負って、命張ってオレ一人でやっとんねん その扉にそんなことされたらどない思う? このままアンタら帰したら、また何されるか分からへん 店の中におったら無防備やし、殴り込みに行くにもやりようがない 自分ら、どこのもんや??」

もぉー、ナニよぉ。ナンでワタシがこんな柄の悪い言葉を使わないといけないのよぉ、と内心思いながら、僕は一気にまくしたてた。

「…大阪です」カバンの男は言った。ほぉー、あとの二人は大阪までチャリンコで帰るんか?そんなわけないやろ?名刺出せ、名刺…と言うまでに、自転車を降りた一人は財布から名刺を差し出した。もう一人は、今は名刺を持ち合わせていないんですと言った。渡された名刺を見ると、そこには神戸で人気店のワインバーの名前があった。名刺を持っていない男も、老舗のこれまた有名な洋食店に働き、遅い夜からそのワインバーに入っている男だと言った。

「自分ら、飲食で働いとるんやったら、一番やったらあかんことやろ?違うか?」

この名刺をもらったからといって、そこに文句を言いに言ったりしない。それをやったら同じことや。でも、相手が何も言って来ない状況でそういう行為をすることは最も卑怯なことやで、神戸は狭いんやから気をつけた方がええ。もしまた同じ様なことを自分らがオレの店にやったら、オレは全力でソッチに行く。ここはオレの家やから。もし本当にこの店に来たいと思うんやったら、それ相当の入り方ってものがある。オレはちゃんと受け入れるから…そう言って僕はドアを閉めた。

腹が立ったのは、誰もいないだろうと気が大きくなって悪ふざけをしたことと、最初「やってない」と嘘を付いたこと、叩いた人間が彼らの店のお客様らしく、なぜに飲食店に立つ男二人がその行為を止めなかったか?僕が出てきた後に、客に謝らせる前に真っ先に謝らなかったかということである。神戸だけではないが世間は狭い。飲んだくれてもいい。女の子を口説くのもいい。しかし、他人に迷惑をかけてはいけない。自分の生業が何で、どういう立場なのかを弁えないといけない。

いつかの、僕を殴った酔っぱらいを警察に突き出した件以来に、確かに久々に興奮はした。しかし冷静だった。誰でも、自分の愛する場所を汚されたら同じ気持ちになるはずだ。それが少し、オゲレツな言葉になっただけである。

普段はこんなに、ラブリー志賀なのに。


※今日のヒトコト
【その後の話 水曜日の夜、カバンの男が名刺と手みやげを持って詫びに来た 深夜閉店間近に、名刺のなかった男も謝りに来た もう一人はまだ店にいるというから仕方がない  全て、充分に許せる話になった

※志賀氏的伝言板
【コンビニに寄ったら、化粧品コーナーに 「万引きは立派な犯罪です!」 と貼ってあった 万引きに「立派」も何もないじゃろう】


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://bar-shiga.ameblo.jp/


加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga