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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日。午後一番に旧居留地の敏腕弁護士と密談、その後磯上にて信用金庫の営業マンと打ち合わせ、そしてポートタワー近くの車庫で、土曜日から運行するVeloTaxi(神戸周遊自転車タクシー)の広告シート施工立ち合い、17時ギリギリに生田川のお好み焼きに滑り込み、夜の顔になる前に鯉川筋を西に入った珈琲店けんもつにてオリジナルブレンドを味わう。開店後は、予報通りの雨だ。

ブログにも書き込みがあったが、近頃僕の周りで昨年公開の映画「地下鉄(メトロ)に乗って」のDVDを観た、良かったという人が多い。例えば「猟奇的な彼女」は、男性の方が「いい」と言う人が多いらしいが(僕も大好きな映画)、メトロ…は男女両方から好評を聞く。以下、DVDパッケージからの抜粋。

直木賞作家、浅田次郎の原点にして頂点、豪華キャスト&一流スタッフで、ついに映画化!時代を越え、世代を越えて、胸に迫るタイムスリップ・ストーリー。

いつもと同じ会社からの帰り道。地下鉄を降りて駅の階段を上がると、そこはオリンピック開催に沸く昭和39年の東京だった…。真次(堤真一)に突如訪れた、現実とも夢とも信じがたいタイムスリップ。真次は恋人みち子(岡本綾)とともに過去へ戻り、そこで若き日の父(大沢たかお)とその恋人お時(常盤貴子)に出会う。時空を超える旅を続けるうちに明らかになる、父の真実の姿。そして真次とみち子との間に隠された、驚くべき秘密。それは、二人の愛に過酷な選択肢を突きつける、あまりにも切ない運命だった…。


去年日記に書いた 。映画館で観たのだが、ハッキリ言えば、招待券がなかったら観に行かなかった。ただ僕が惹かれたのは、僕の生まれ年である昭和39年へのタイムスリップと、僕と同級生、包み隠さず堤真一の最近多い昭和レトロな演技に注目という部分と、韓国の編集プロデューサー、キム・ソンミン編集であることだった。始まってみれば、確かにカメラワークやカット割りが日本のそれとは違う。最初は「やっぱりモデルちゃん出身だね」と大沢たかおの大袈裟な演技にどうなる事かと思ったら、大河「風林火山」の内野聖陽扮する山本勘助みたいに、確立されて引き込まれてゆく。全くのノーマークの岡本綾が、これが代表作と言っていい演技を披露する。先頃引退宣言したみたいだが、彼女は絶対惜しい女優だと思う。

「とにかく早く帰って家族に会いたい気持ちでいっぱいです」

新幹線の車中で観た知人がブログへのコメントをしていたが、話は途中まで行ったり来たりで解り難い相関が見事にカタチを見せ始め、最後にはそういうコメントに凝縮されてゆく。過去があって未来がある。産まれた意味、産まれない意義。あぁこれ以上書くと、僕は浜村淳になってしまう。

僕の絶対泣けるポイントがある。あまりに悲し過ぎるシーンは、何事もなかったかの様な未来へと移る。どんなに人が泣いても、どんなにひどい仕打ちを受ける人々がいても、マチは、会社は、世間はやはり何事もなかった様に動いている。

そういう裏側や、すぐ横で起こっている様々な出来事を描く、映画に興味がある。ただ観るだけではない、映画というものに関心があるのだ。

あなたの関心と僕の関心は違う所にあるかも知れないが、好きな映画である。


※今日のヒトコト
【友に連絡を取ろうとメールをしたが返信がない 元々メール嫌いだと解っているし、色々いたたまれない状況をただ知らせる事で楽になりたかった 金曜の午後にも電話をするがこれまた留守番電話だった 流石に何かあったのかと心配になる  しょっちゅう会わなくても繋がっている友は、やはり元気でいて欲しい

※志賀氏的伝言板
雨が降ったら、VeloTaxiは運休です


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