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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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暑い陽射しは変わらない月曜日。一気に焼けた肌がまだ赤いから、松崎しげるには遠い。と言うか、なりたくない。昨日の日記の描写であった、「地方にはサイダー(ジュース)の250ml缶がある」という話しにもう一度補足。

ビバリッジメーカーからすれば、スーパー、コンビニが多い都会では350ml缶にニーズ(若者対象・割安感・スチールからアルミ缶への移行によるコスト減など)があり、250mlの生産ラインは少なくなった。過去を遡ってみれば、お茶やジュースに、誰が350mlや500mlもの量を飲むのだと思っていたはずだが、250ml缶生産ラインがまだあるメーカーは、それらを地方に供給するというわけだ。

その昔、250ml缶を販売する大手との差別化を図るために、中小(例えばチェリオ)は350ml以上を出し初めたが、それもスタンダードになって以降、やはりその規模のメーカーは苦しくなってゆく現状がある。(珈琲に関してはロング缶から200ml以下が主流になった 元来飲む量と味と香りの維持追求に因るものだ)

さて、マチを歩くと、西元町側の商店街に「神戸開港140年」という横断幕を目にした。神戸空港は1年だが、海からはもう140年らしい。神戸に祭りが根付くべきだと今まで何度も書いてきたが、こんな素敵な歴史があるのに表立ってマチにそういったものが感じられないのは寂しい。5月の第二週?に神戸まつりがあったが、知らぬ間に終わってた。その他にも幾つかのイベントがどこかでやっているはずだが、どうにも我々(マチにいる人々)に伝わって来ない。

唐突だが、夜の世界の話しをする。クラブやラウンジには、毎月の様にイベントがある。と言うか、イベントを作っていると言った方がいい。周年やクリスマス、バレンタイン、七夕などの他には、「店の女の子の誕生日」だったりする。そうやって華やかさ(誰の花が多いか、大きいか、プレゼントの数はなど)を演出するのも、一つの手段なのである。何でもかんでもイベントにするのはいかにもなのだが、共通項は「そのお店からの発信」だから、解りやすい。

話しは少し違うが、顧客管理事情も色々参考になる点は多い。実際銀座のクラブの有名ママの著作本が出てたりするくらいだから、確かにその部分もある。但し、『時代は流れている』ということに気付かないといけない。

例えば、それは会社でもよく言われたことに「名刺をもらったら手紙を書け」というものがあった。勿論それは素晴らしいことだけれど、現代は携帯電話の普及とメール(これは安直か)がある。手紙だと大袈裟に捉えられるようにもなった。一番の問題は、最初はやっていたのに忙しくなったお陰でやらなくなることである。それなら最初から、「自分のできる」違う方法を考えた方がいい。そして、上司の言ったことが、時代に即しているとも限らない。

但し夜の世界、特に女性のいる店では、メールや電話攻撃はあまりに事務的に映る。僕の知る限り、直筆で手紙を書く(もしくはDMに一言でも添える)店の人は少なくなった。そうすることは夜の店では、結構ポイントになると思うのだ。要は、「今」周りがやっていないことをやるべきだ。

「神戸開港140年」この歴史をどう演出し、マチに伝えるのか。

つまり、店が「神戸」で、そこにやってくるお客様が「観光客」「地元周辺の人々」で、周年パーティーが「開港周年」などのマチの歴史だという捉え方をすれば、神戸はその連動性に気付くことができる。

冒頭書いた飲料メーカーの戦略も、時代を読んだ結果だ。

思い切って「サービス都市神戸本店」という認識で考えてみれば解りやすい。


※今日のヒトコト
【ちなみに僕が店で、震災の年のオープンから欠かしていないこと(準備・掃除等とは別に)は一つだけである 釣銭を新券にしていることだ  こんな簡単なことを、意外に他はあまりやっていない

※志賀氏的伝言板
30日は変則開店です いらっしゃる前にご一報を


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