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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日、前日ほどに寒暖差はなく過ごしやすい一日であった。すぐにでも家を出たいのに、そういう時に限って幾つもの電話、メールのやり取り、データ修正などで動けないものだ。併せて、電話での面倒な交渉が前に進み、それはそれで胸を撫で下ろした。新たな案件も浮上した。打診はあったが、そのオファーを待ってる状況も数件ある。まだまだ余力はある。肉体的にも、思考の容量にも。

ただそうは言っても身体はたった一つである。昼も夜も働くことやこうして日記を更新すること、真剣に遊び、トレーニングもすることなど、24時間では少な過ぎると時折感じたりする。それは生き急ぐ様に、日々を噛み締めて生きる、足跡を残すことに当然だと思って突っ走ってきた。しかし、近頃は少し考え方が変わってきた。 唐十朗主宰の芝居を見に行った あの日からだ。

その夜、三宮大学の面々と飲んだ時、ブースカ教授が言っていた。20数年ぶりにこの劇団唐組に復帰した十貫寺梅軒という俳優が出演していた。役柄はハンガーを首に掛けた不思議な役で、まさに「怪優」なのだが(この人は「仮面の忍者赤影」に出てたんじゃないか?)、とても63歳に見えないほど若く見えた。彼はその昔20歳代で60代を見事に演じていたと、古くから唐組を観ている教授に聞いた。俳優、演者は如何様にも、それこそ未知の40も年上を演じることがある。十貫寺梅軒は60歳を過ぎ、その時を埋めることができ、実年齢の自分を超えたようだ。

僕は、先をイメージして生きてきたかと言えば、「こうなりたい」自分より「今を生きる」ことを念頭に日々を過ごしてきたんだと思う。それは近しい人が亡くなった時や、神戸での震災経験に因ることもある。彼らのためになどという美談ではないが、生かされていることを思い悔いなき生き方を実践することが、先を考えないで生きることだと思い込んでいた。人生を80年として、そこから逆算で何ができるか、何をするべきかという考え方もある。僕はそれができなかったのだ。

先の自分を想い描き、時を埋めるべく日々を過ごしてみる。

そういう生き方に気付かされた時、地団駄踏んでいた偏頭痛にも似たジレンマが、少し解消された。もちろんそれは「その時」にならないと分からない。

でも時間をたくさんもらった気がして、今は少々俳優気分になっている。


※今日のヒトコト
【東門で朝4時までやってるうどん屋をツルケンに教えてもらった 人の少ない三宮に、 めちゃくちゃパワーのある店だった

※志賀氏的伝言板
よっくん、行けなくてごめんな 落ち着いたら、飲もう


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