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■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜日。大幅に予定が狂い、一日が上手くいかない。そんな時は、近頃よく打ち合わせに使っている「マチを眺めるカフェ」で、コーヒーを飲みながら活字を叩いたり、デザイン案を産み出したり、物思いに耽る。ここから見ると、目線で見る以上に車はスピードを出すし、人のほとんどは上を向いて歩いていない。この大きな交差点で、事故が起きないのが不思議なくらいだ。至便過剰な世の中である。

電車に乗る生活をほとんどしなかった僕からすれば、ちょっとした変化にも敏感になる。つい先日あの尼崎の大事故から2年が経った。過酷な労働条件、ダイヤ遅れの取り返しが一つの原因とされているから、近頃の故障や線路のトラブルに定時の遅れは仕方がないと思う。ここ最近よく目にするのは、停止線オーバーである。慎重なのも解るが、ホームで並ぶ人々の列を外れて前へ、しかも急ブレーキ気味に停まると少々怖い。昔はこんなに多かったことなのだろうか。

そもそも近頃の採用状況はどうなっているのだろう。人事担当、試験内容、適性テスト等々、どういった基準がそこにあるのか。そんなことを考えてしまう。そして、狭き門なのか。どんな仕事にも向き不向きはあるが、スタートラインが同じであれば、その後の研修というものも重要だろう。交通機関の運転手、警察官など、どこかで我々に関わりながら目にする彼らに、いらぬ心配をしてしまう。

たまたま、僕の件の事故で連絡を取っている知人のアジャスター(損保の審査折衝担当)のベテランがいるが、もう二週間目の研修渦中にいる。人の命に関わる仕事には、終わりのない日々の鍛錬が必要なのだ。サービスに関わる人間と同じだ。

人は辛いことを教訓にできる生き物である。翻って、辛い経験のない者の持論は薄く説得力に欠ける。教訓とは、『二度としない・起こさない』『糧とする・幅にする』ことで、「勉強になりました」という表現とは全く違う。避けられない地震の天災には当てはまらないところもあるが、それは確かにチカラになったはずだ。

喉元を過ぎれば、致し方ない「記憶の薄れ」は生じるものである。しかしよく噛み砕いた、所謂咀嚼した経験は身体で言う栄養になる。現代人は噛む顎の力が弱くなり、いや、噛むという行為をしなくなったのかも知れない。

何度も噛み締める旨い料理を供するように、伝える人間のいる組織は強い。


※今日のヒトコト
と言いながら、僕の早喰いもナンとかしないとな

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