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火曜日、店を開ける直前に入ったいつもの中華屋・皇君菜館。そこの15歳の娘に、「ドウモ」と挨拶された志賀でございます。
月曜、そのまま店終わりで仮眠、午前中は三宮にいて動き、昼に自宅に戻り風呂&着替えて午後に備えるつもりが、自宅に電話が入った。見れば携帯にも数件、13時半に隣人と待ち合わせしていたのを忘れてた。
隣人・佐川満男は歌手、俳優でもあり絵も描くマルチな人である。生まれ育ちが塩屋で、震災の前の年、たまたま隣人となった。僕もこのマチに住んで13年目である。その佐川氏より、愛着を感じているマチ、「塩屋まつり」の話を聞いた。地元商店街の有志で運営されて、もう30年は続いている手作りの祭り。今年の5月にあるまつりのフィナーレを、塩屋中学吹奏楽部の演奏で佐川氏が歌うらしい。
以前書いたが、そのポスターやリーフレットをデザインさせて欲しいと申し出た。第二の故郷に感じている塩屋に、何かできないかとずっと思ってた。「予算がないらしいからなぁ……」すまなさそうに言う佐川氏に僕は笑い、そのタイミングが来た(恩返しに近い)と快諾したのだ。その最初の現場打ち合わせがこの日だった。
うっすらと雨の降る塩屋の街並み、マンションのある高台から海沿いの駅に近い塩屋小学校に向かう。来る5月27日の日曜日、この校庭と体育館が塩屋まつりの舞台となる。去年のリーフレット(と言うか白黒チラシ)を見せてもらいながら、佐川氏と中学吹奏楽部の顧問先生と、このまつりの運営会長、副会長さんの打ち合わせを聞いていた。ちょうど体育館は、先に行われた卒業式のまんまで、舞台には司会台やマイク、フロアにはパイプ椅子や飾り、式次第が残ってた。僕はグルリと歩き、懐かしいその匂いと京都への郷愁に浸ってた。
一応、垂水区役所が協賛?で、神戸まつり(毎年三宮や元町がメインで開催される JRの三都物語キャンペーンでは、京都祇園祭、大阪天神祭と並んで挙げられたまつりだが、日程や内容など、僕にちゃんと説明してくれるマチの人は少ないのは寂しい)の時期に連動させて行うようであるが、行政主導でもないので、やはり手作り感は脱し得ない。その辺りはいい部分だと思っているので、デザインを担当する人というよりも「マチの一員」として、お手伝いできればと思っている。
住まうマチを、改めて見つめ直すいい機会だと思う。場所が小学校だというのもいい。子供は勿論、地元の人々の顔が見える、温かいまつりのはずだ。
常日頃、どうすればユーザーの心に届くか?手に取ってくれるか?それらは、事業性はあるのか?などと、メーカーや商業施設なんかと話を進めるクリエイティブと、ずっと続けて来た手作り感を壊さないように「調和させる」施しとは対極にありそうなものだが、核心はそう変わらない。
要するに、つくる側だけが笑ってるだけじゃダメだ。
そこにいる人々が笑うモノを創る。それに尽きる。
※今日のヒトコト
【 自分の住んでるところって、もっと知るべきやね 】
※志賀氏的伝言板
【 タケ、そろそろやるか? 】
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