www.bar-shiga.com
■ 中毒性日記 2007
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
ホーム >>>
3/03「春に旅立つ人々へ」 バックナンバー >>>
季節の変わり目を、僕の良く知る監督と支配人の退任で感じるのは皮肉なものだが、彼等のことだから新しいステージの懸念など無用であろう。

つい最近にも、近しい間柄がお世話になっていた店の灯りが消えた。その彼にしても、今は「考えるとき」なのかも知れない。思い描いたことはないが、僕にもいつかこの場所を離れる時が来るのだろう。達観したか、止むを得えない理由があったのか。どんな理由にしても、「そこにいた」ことは事実であり、その人のソクセキは消えない。但しその記憶に刻まれるには、日々シッカリと踏みしめることだ。

「辞めないで欲しい」とエゴイズム一杯で人は言ったりするが、それは個の願望であって希望ではない。男女のことはその二人にしか解らないという話に似ていて、「そこにいた」ことのない人間に想像できる範疇に輪をかけて、当事者は時に打ちひしがれ苛まれ、また、意外にもサバサバと次を見据えている場合だってある。

夜。店には、4月から転勤で九州に住むことになったお客様が来ていた。

「以前Tさんに連れてきてもらったんだけど、九州に行く前にもう一度ココに、今度は一人で来てみたかったんです……」

今は、そういう季節なのだ。

「せっかくそんな風に来てもらって申し訳ないんですが、実は奥のソファに座って騒いでるヤツらは、現役選手達なんです いつもなら、殴り飛ばす勢いで怒鳴りつけるんですが、今日は許してやってください」

店の奥にデカいヤツらやトレーナーが騒いでる。そこにも、今季限りでユニフォームを脱ぐ者や、他のチームに行く者、行く先をまだ決めていない者がいた。

自分の足で歩く者に、とやかく言う権利は誰にもない。
翻って、言われても仕方のない生き方は、顔の見えない悲しい背中だけが残る。

旅立つ人々へ。またいつか会おう。

胸を張り、顔を上げて。

僕もシッカリ、踏みしめている。


※今日のヒトコト
【非情な世界・組織に生きる人々は尊敬に値する 確かに僕の立場は、「解雇」や「引退しろ」と宣告されることはない(契約打ち切りはあったりするが)  しかし培った繋がりには、生涯引退などない

※志賀氏的伝言板
本日、急遽神戸コレクションに行くことになりました


◆この日記に コメント したい方は、神戸加納町 >>> 「BAR志賀」【ブログ版】へ! (HP日記のみ更新・ブログのみの画像もあり!)

◆携帯から見るブログ版! http://bar-shiga.ameblo.jp/


※ダジャレー男爵・志賀が、ワインセミナー講師だってさ!
【ホテルトアロードのワインセミナーは、偶数月第一週日曜に開催されます 詳細とお申し込みは>>>こちらにお願いします】

加納町 志賀とはどんなヤツ?
>>>プロフィールとバイオグラフィー(一部)はこちら……

Copyright@Toshiya Shiga. All Rights Reserved.
Send Mail to Shiga