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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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滅多にやらないことをやると、大抵その通りイレギュラーが起こるものだ。翌日に身体が痛くて動けないとか、いつもと違う道で検問に遭うとか、まず着ない白い服の時に限って赤ワインをこぼすとか。

ブログにはその過程を携帯からレポートしたが、火曜の店終わり午前3時に、店と自宅の中間地点、長田警察近くでエンストした。バッテリーもガソリンも問題ないはずだ。セルスターターが回りきらず「カブる」のは他が原因である。緊急避難で工事中の路側帯に停めた。ダイナモ系のトラブルならレッカーで工場に行きそうだ。10分待ってリスタートしても同じ。バッテリーを一度外して、付けてもやはり同じ。ここはJAFしかないが、来ても動くとは限らない。たまに遠距離トラックが通る道で、ひとまず孤独に、JAFを待つことにした。

その日「滅多にやらないこと」をやったと言えば、大雨なのに車に乗ったこと(ボンネットの熱気を逃がすフィンに雨水が入るのは避けたい)、店の氷を半貫ほど持って帰ってきたこと(家で飲む用だが、夏以外では初めてだった)、そして「吉野家で豚丼をテイクアウトしたこと」だった。

一般に志賀の「3ない」イメージとして『ファーストフードに行かない』『電車に乗らない』『親戚の集まりに参加しない』と言われたりするが、他はともかく、ファースト&ジャンクフード系は確かにほとんど行かない。自炊をしない僕ではあるが、旨い白菜の漬け物を戴いたものだから、そう言えば吉野屋って白菜の漬け物あったよなと、思わず帰りに見つけたオレンジ色のサインにお持ち帰りした(玉子も付けてと言ったら、アレって割ってパックに入れるんやね)。七味と紅生姜も一緒に手渡されて、あと15分の家までの道程に、豚丼(牛丼は昼だけだったので)を楽しみにしていた42歳だった。

ところがその5分後にエンジンストップ。どんどん寒くなる車内、JAFはまだ来ない。達郎の「クリスマスイブ」が頭の中に流れる中、思わずまだ温かい豚丼食べました。あぁ、もちろん玉子も生姜もぶっかけてね。深夜3時過ぎ、英国の職人気質メーカーTVR車内で、吉野屋豚丼を頬張る42歳。どうなの、この年の瀬?

待つこと数十分。結果、点火プラグやガスケットなど幾つかの消耗品の劣化、油圧ポンプのバランス(汚れも)などで排気系統の老朽化が原因だった。想像できる範囲で胸を撫で下ろす。かくして水曜午前5時、やっとの帰還となった。

そんなお茶目な42歳が、この日午後、中華街で取材を受けた。年明け1月24日発売だが、詳しくはまた報告するとして、僕は中華街周辺にある酒屋で売ってるシガーと和食店を紹介した。どちらも店主をよく知っていて、全国誌特有の「一瞬の取材」じゃない今回だからくつろがせてもらった。だって葉巻はスタンダードで3、40分掛けるべきだし、旨い料理だって残したくはない。途中取材の一環で初めて入った烏龍茶の老舗で飲んだ、100g9,000円するという茶をいだだきながらそこの台湾人社長と話をすれば、知らぬ間にアヘン戦争の話や、中国の山々の話題になったのは語り部のようで面白かったが、長かった(*_*)

この3件に共通するのは「時間と気持ちに余裕があるとき」に行くべきだということ、そして彼等にとってそこに在るモノは「こだわり」と表現するよりは、当たり前のものでしかないということである。 「こだわってます」と自ら言う店は、ちょいワルおやじを目指して雑誌を読み漁る輩と変わらない。 周囲がこだわりと称す店は、極当たり前のことをやってるにすぎないのだ。

なんだかんだ言っても楽しい取材だった。同行してくれた気心知れた関西ライターとカメラマンも誠実だった。僕は一般人であって事務所を通さなくていいわけだけど、そう言えばギャランティの話はしなかったな。有名タレントだったら、3時間の拘束はそれ相当のものだろう。僕だって、この日の午後アポイントメントは基本的に全て空けた。「会社は社員に任せてまんねん」という社長でもないし、僕が動かねば何も生まれないわけだから。依頼を受けた雑誌社の方ともメールのやり取りだけで話してない。ちょっと不思議なアプローチだった。

まぁいいか。その編集者によれば、今後の繋がりを期待してくれてるようである。ホントの神戸を全国に紹介できそうだし、和記の焼き豚と葉巻薫らせた時間、烏龍茶、鶴(ひとこえ)の食事で手を打つとしよう。

それらのご馳走は、充分に余りある至福だったから。


※今日のヒトコト
【中華街の待ち合わせに急ぐ元町で、一組の立ち止まって険悪なムードの男女とすれ違った その瞬間に聞こえた女性の声  「ナンで、そんなビビりなん?」  きっつい一言だが、男が弱すぎる】

※志賀氏的伝言板
年内は大晦日(元日の午前6時)まで


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