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土曜のアポイントがなくなったお陰で、ヴィッセル神戸のJ2、J1入れ替え最終戦と神戸製鋼Steelersのトップリーグ戦を自宅で観ようと思ってた。
Steelersが14時から、ヴィッセルが16時から。これは丁度いいなとワクワクしていたら、どちらも放送がない。NHK、BS、民放、ケーブルテレビスポーツチャンネル……ラグビーはまだリーグ戦途中だから仕方がないにしても、ヴィッセル神戸のゲームくらい、サンテレビででもやるべきだ。そう、神戸に関係するスポーツは全てサンテレビが網羅すれば、番組編成ももっと明確になると思う。
仕方がないので、ゴルフ中継やDVDを観ながら、ホットくんのライブリポート（神戸製鋼のリアルタイムサイト）をチェックしていたが、あれはあれで時間がズレて入ってくるからイライラする。後半33分でコカコーラ（九州）のペナルティゴール成功、21対16で神戸が5点差のリード。ラグビーは40分ハーフ。ワントライが5点で、その後のゴールキックが入れば2点、つまり逆転圏内。時計を見ればもう、試合は終わってる時間。何度も何度もリロードすると、やっと出た後半39分、モールを押し込みFL伊藤のトライ。ゴール成功、突き放して28対16で終了。暫定3位に順位を上げた。
最後のトライ伊藤剛臣は「人生にマイナスはありませんよ」と、先日ゴルフ場で僕を諭したヤツだ。練習場では、人の目を盗んで落ちてるボールを拾いに行くようなヤツでもあるが、コイツはやる時にはやる。頼りになるヤツというのは、こういう男のことを言うのだと思う。（たまには誉める）
サッカーは情報がなかった。夕方のニュースまで待つしかないなと思っていたらフト、Kクンは博多の森まで行ってないのかなと思いメールした。Kクンというのは、大病を患って入院中に僕のサイトを知ってずっと見てくれている男性である。そして偶然にも、塩屋の自宅マンションが同じだった。今も足の付け根にお母さんの腎臓が入っていて、あまり興奮してはいけないことになってるのに、その彼を支えているのはヴィッセル神戸の躍進だった。
案の定、彼は神戸から福岡まで行っていて、「昇格が決まりました！」と電話をくれた。毎日が何気なく過ぎて、スポーツの勝った負けたも右から左に流れて行きそうなものを、彼はしっかり力にしている。色んなスポーツ選手がこの日記を見てくれているようだが、そういうことを忘れないで欲しい。
実はサッカーに関しては少し複雑だった。ヴィッセルに負けた、アビスパ福岡にもよく知っている人達がいる。今季、神戸の監督をやっている松田さんが福岡監督から戻ってきたと思ったら、福岡には昔の神戸監督・川勝さんが就任（松田さんは、神戸にいた昔にコーチだった）。福岡チームスタッフ（コーチ、強化部長）も、旧神戸体制。選手も、元神戸の吉村、佐伯、藪田、神戸-セレッソ経由で布部がいる。J1で16位、入れ替え戦に回った福岡は、これでJ2降格となった。
スポーツは非情である。常勝チームのまま、最高の成績のまま引退してゆくことのできる選手なんてほとんどいない。現役という時間が一般に働く人より短いように、勝負の時間は長くて数時間、短くて数十分と大抵決まっている。格闘技なら数秒で決まることもある。与えられた時間の中で、互いのコンセンサスや決め事を守った上で、それぞれのパフォーマンスを存分に発揮しないといけない。
彼等に課せられた使命はもう、「参加することに意義がある」なんて時代ではない。結果が全てだという、昔から語られるイデオロギーの方が勝っている。
そんな世界を考えたら、コチラ側は、余りある時間の中で文句なんてイチイチ言えない。結果が見えるその先は、まだまだずっと向こうにあるからだ。
※今日のヒトコト
【 久々、日曜休み 】
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