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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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考えてみればあと一ヶ月半で今年も終わる。それにしては日中は過ごしやすく、暑いのか寒いのか分からない状況で、もうクリスマスのディスプレイも始まった街である。夜の寒暖差は、街にも響く。

月曜の店で、「Meetsで見て、ずっと来たかったんです」と話すお客様がいた。もう何年も前の雑誌掲載を見たそうだ。フードコーディネーターが連れてきた、大阪のワインバーの女性だった。「意外と、しゃべる人なんですねぇ」そういう風に、よく言われる。雑誌でのイメージは、店の雰囲気や姿勢は描けても、人間性までは会ってみないと解らない。「目の前の人によります」僕はそう言い、全くしゃべることのない相手もいることを伝えた。

基本的に、全く初めての相手に自分をさらけ出すことは苦手だ。だから知り合いが誰かを連れてきても、まずはこちらから話し掛けることはない。「志賀さん、紹介します この人は……」そういった話の流れが通常で、ロクに会話もしていないのに「マスターもよかったら飲んで」と初対面の人に勧められても、ハイそうですかと、売上と割り切る飲み方はしない。

恵まれてるのは、「志賀」のお客様は『連れてくるお客様を選んでいる』方が多いことだ。この時世に苦しそうだからと、「たくさん連れてきたでぇ」と来られても、有り難いとは思っても得難い出会いに繋がることは少ないという経験がある。「宣伝してあげるから、ショップカードちょうだい」と言われたこともあるが、そんなカードなど作らない方がいいと思ってる。「じゃあ、多めに名刺ちょうだいよ」という人もあったが、名刺の認識が僕とズレている。

アナタが来てくれたことが嬉しいのであって、団体が嬉しいのではないのだ。

自宅の住所をばらまくことをしないはずなのに、店になるとみんなに知ってもらいたいと営業するのは仕方がないとは思う。ましてや、食材を抱えて商売をしているお店なら。僕は店は家だと思っているので、提案こそすれども、営業はしない。それは幸せなことだと思っている。

要するに、僕のことを「無口」だと思っている内はそんなに親しい間柄ではなくて、いつも団体で来ていては垣間見られないパーソナルは、まずはカウンターに座ってみなければ解らないものなのだ。

いいバーはカウンターから埋まってゆく。

そういう店でありたいと願ってる。


※今日のヒトコト
【しかし静かすぎるのも困ったモノだから、 忘年会しろ!今すぐに!!


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