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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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11/04「『ペット博2006』の視察に行く」 バックナンバー >>>
文化の日の朝、大阪南港にあるインテックス大阪に向かった。全国何カ所かで毎年開催されている「ペット博2006」である。過日にも書いたように、ペットビジネスの展開について検討しているクライアントとの視察の一環だった。

自宅でも数匹、元来犬好きの僕としては……ウソ。 2日の日記 にあるように、犬の混合種を茶化すくらいだから、全くと言っていいほど犬のことは知らない。コーギーだと教えてもらえば「アレも…アレも…コーギー冨田」と指差し、「プロレス犬、ラブラドール・ブッチャー〜」と意味不明なことを口走り、マニアックなティーカップ・プードル(それくらい小さなプードル)にいたっては、「Dカップアイドル(同行したI氏作)」と原形を留めていない呼び方をする冒涜。

午前10時開場に、もう既に長蛇の列。そこには当然、101匹わんちゃんどころではないおびただしい数のワンちゃん。そう、ペット博とはほとんどドッグ博であり(一応猫がいるコーナーや鳥、ウサギなど小動物もいたり、ポニーに乗れたりするが)、毎年3日で13万人(+?匹)動員の一大イベントなのである。

同行したクライアントの方々とその家族、ゴールデン・レトリバーのまりんチャンを連れてやっと入った会場には、食品、衣類、消臭水、健康関連グッズ、ペット同席の飲食ブース、ステージが雑然と並んでいる。子犬販売ブースや世界の犬の紹介コーナー。有料の運動会やしつけ、ペットシャンプーやアロマコーナーもある。4号館のみで開催されているここは、過去に来たことのあるモーターショーの規模ほどはないが、盛況ではあったと思う。

やはり「ペット博」とは『赤ちゃん子供博』と同列のものだという印象がある。もちろん人間の子供にしても「彼等」にしても、これほど多くの生き物の中に紛れ込むことは滅多にないことで、多少の興奮と高いテンションで、帰りの車では疲れ切って熟睡してしまうことだろう。僕も6歳の時に行った大阪万博では、どのパビリオンの記憶よりも、家族で食べた弁当と婆ちゃんのババロアの味くらいしか覚えていない。婆ちゃんだけに。あぁ、ダジャレー。

それはつまり、当然ペット(子供)の意思には関係なく、家族はここにやってくるわけである。そこには無料のサンプリングや、色々な「仲間」と会える楽しみもあるのだろう。しかし、思ったほど「新しいペット事情の提案」がなく、高級住宅街にいそうな優雅な飼い主も少ない中で、昔見た百貨店の屋上催し(僕は好きだったけど)を彷彿とさせるこのイベントには、洗練された印象はない。

それはおそらく1000円ほどの入場料という設定にもあるが、ペット市場が一般に浸透した証なのだ。ゆえに飼い主の人格はまちまちで、そのままペットの振る舞いに現れてくる。人間もペットにしても、その生活周辺環境が自我を形成するわけだから、寡占から多占へマーケットが動いたにしては、あれだけの入場者数を誇るイベントの割に「持ち帰るもの」がない。(物質的にではなく)

情報通信の社会で失われつつある懸念が、この業界にも押し寄せている。

それはおそらく、「人間に対するしつけ」にヒントがある。


※今日のヒトコト
本日土曜日は開けます


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