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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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30日の店が終わってホテルに直行、10月最後の火曜日に備えた。アポイントが幾つかあり、一日が長くなりそうな時にはこうする場合が多いが、これが頻繁になるとクリエイティビティの「けじめ」が無い。自宅までの多少の移動距離、移り変わる風景、時間。三宮にオフィスができたらヤバイな。

午後からは生田新道の案件2つ、それぞれ2時間の打ち合わせを終えポートピアホテルへ。過日に新潟視察に行った支配人の成果を、新潟食フェアとして和食レストランで展開している。新潟に同行した面々の再会の日に、なぜか僕もお邪魔することになった。空港社長、遊覧船レストラン社長、県庁にある社団法人の方、大阪外大の教授……その中で、若造の僕のできることと言えば豪快な飲み食いとシャベリである。上品なピルスナーで来る生ビールの後は、見る見るうちにホテル社長の差し入れ、新潟の冷酒「八海山」と「麒麟山」が3本無くなっていた。久々に、ほろ酔い出勤。もちろんタクシー。

その朝、レストランで広げた新聞には、番号ポータビリティのソフトバンクの受付停止(ソフトのパンク……ぷっ)一連の記事が載っていた。とても不快で違和感を覚えた。契約者が殺到して「新参者がどうせこうなることが判ってたじゃないか ほら、みたことか」という話ではない。それは、いじめの事実を隠す学校側に対する一斉攻撃と同じように、マジョリティが即席仲間意識でやればいい。

僕がイヤなのは、代表・孫正義氏の対応だ。

過日に、孫氏のことを「孫くん」と呼ぶ華人と話したが、僕は出会ったこともない人のことをとやかく言ってはいけないと思う。だから、至極客観的な例を書くが、あの人を見ていると「ゼネコンの入札」のように感じてしまう。

財力があることはよく解る。あの事業をやるということはそういうものだろう。DoCoMo、auと三つ巴でシェアを分かつ、あの握手の裏があることも仕方がない。そこから打ち出した「相互間の電話・メール無料」「定額料金低設定」「iPod2GB特典」など、量販店で安売りを探す現代人に即した戦略なのかも知れない。利用者申し込み殺到で、端末整備が必要。それも「予想内」らしい。

しかしその騒動の会見で、孫氏が謝罪と共に「更に他社への通話料引き下げ」を謳った時、僕は『値引きの法則』を見るようでイヤになった。前述のゼネコン・施工会社が仕事の発注を欲しいがために、概算見積もりに於ける「大幅な出精値引き」をすることがあるが、その分が工事詳細に「ON」されている場合が多い。当初は格段に安すぎる見積もりを出し、入札業者選択をしてもらう。しかし竣工時は、大幅に跳ね上がる当初の予算オーバー(協議の上なら仕方がないが、最初から仕組まれていたような確信犯)は、その後の堅い関係には繋がらない。

ソフトバンクの「腹の痛まない範疇」が、感じ取れてならない。一時のメリットに群がる消費者が、ソフトバンクの思惑に嵌ってしまったように思うのだ。

この番号ポータビリティ騒動は、まだプロローグにすぎないのではないか。メールのアドレスを名刺に入れたせいで変えられない僕の戯言にしては、それは案外的を射ているんじゃないかと、今の孫氏を見ていてそう思う。


※今日のヒトコト
「孫子」なら、こんなやり方はしない


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