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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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連休明けの蒸し暑い火曜日である。自宅ではそろそろ秋の様相で、豆を挽き熱いコーヒーを飲み、トレーニングも始めている。エアコンの効いたジムに通うなんてことはしていない僕だから、汗だくの夏期は避ける。どうせ夏痩せするだろうと思ってたら、今年は結構食べ過ぎた。ゆえにそろそろ自分を追い込まないといけない。翌日の身体の痛さが心地いい。僕の風物詩はそういったことで分かる。

午前0時過ぎ、店の扉を叩く音がして、開けるとそこには「こないだ○○先生と来た、◇◇薬品の者なんですけど、入れてもらってもいいですか?」という男性が二人立っていた。何となく顔は覚えている。おそらくその方々はソファに座られたはずだが、名刺をお渡しすることはなかった。あの日は医師のお客様○○さんを接待する立場でいらしてたんだと思う。会話がほとんどそういうモノだったから、挨拶するタイミングがなかった人達だ。

「どうぞ」とカウンターに案内した。お医者さんと来て、個人的に気に入ってくれるとこうして仕事抜きで「一人の人間として」店に迎えることができる。それはとても嬉しい瞬間だが、それにしてもお二人は酔いの度を超えていた。

「ノックして暫く開かなかったら帰ろうと思ってました!」と大きな声で入ってくるものだから、カウンターの男女の会話が止まった。まぁそれは、「多少の勇気」を持って酒を引っかけた勢いで来た、僕より10歳は年上の男性達の可愛げだと思うことにした。

しかし二杯目のビール、ピルスナーグラスが倒れ、ほとんど飲んでいないビールはカウンターにこぼれてグラスはガシャンッと割れてしまう。これも仕方がない。グラスというモノは、何度か洗い物等でぶつかり合って、目に見えない傷があれば簡単に割れてしまう。液体がお客様にかからなかっただけマシだということで、僕はすぐさまダスターで拭き取り、紙おしぼりを幾つか手渡した。

新しくビールを入れ直す。もう一人の男性はトイレに立った。グラスを倒してしまった男性は、また新しいビールを持ち上げるが、僕が他のお客様と話している間にまた、そのまま床に半分以上傾けてしまってた。幸か不幸か、店の床はフローリングなので、モップ掛けでなんとかなるが「すんませんなぁ お勘定を」とその男性は謝り精算は済ませたものの、そこから暫く二人はまた仕事の話を続けていた。「あー、黒ビールは結構ベトベトするんだよね」と、僕はイライラしたが、他で気を紛らわせることにした。 もしや?と思ってトイレを見たら、さっきの男性の「小」は、全く便器に入っていなかった。ムカムカしたが、酔ってる人に、今は言うときではないと我慢した。

酔うことは問題ない。酒は酔うため、という人もいる。こちらが「店は家のようなモノだ」と構えていてもトイレを汚す人もいるし、グラスを割ってしまうこともある。一番の問題は、自分達が接待をする対象の医師が「自分の店だ」と連れてきた店に、二度目の来店で名刺の一つも渡さずにカウンターに座り、粗相をしてしまって、飲み代を払った後もまだダラダラと長居していることである。

まぁ僕が、そのお客様の医師に報告することはない。来店時に「先日◇◇薬品の方々がいらっしゃいましたよ」とだけ言うだろう。

また次に、その医師と製薬会社の方々がいらした時に、どんな話になるかが楽しみだ。それでその方々を好きになるかも知れないし、「二度と来ないでくれ」くらいのことを言い放つかも知れない。もちろん、もう来ないこともある。

店は3度目で見える、と誰かが言ってた。
僕にも、3度目の許容範囲くらいある。


※今日のヒトコト
20日、午前3時42分 金村先輩から着信アリ どないしました?


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