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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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金曜午後、市役所本庁舎で打ち合わせ。産業振興局というフロアの奥で、デザインサンプル数点の話と、それに関わる人間としての主張を語る。

一度、プロ野球選手にでも聞いてみようと思うが、年俸制プラス出来高払いというシステムはどうなっているのだろう。本人もしくは代理人の交渉次第だろうが、今日登板した投手が突然翌日に投げなければならない場合、その登板回数や成績により査定は下されるんだと思う。しかし僕等には、打ち合わせ回数や期間による契約がない。一つの案件についてのそういった事務的な定めは、大手建設会社や著名な建築家、インテリアデザイナーなどにはあるのかも知れないが、僕には都度協議の上、決めることが少なくない。僕より若手と言われるモノづくりに関わる世代に、僕等が道筋を創らなければならない。そんな話をした。

まだまだ、ココ日本に於いてのデザインの認識は低い。この日もそうだったが、また「先生」と言われたし、僕等が何か特別な能力を持つ、言葉では説明しにくい「デザインを持ってくる人」だという風に思われているフシがある。

基本的に「先生方」は、協議ということをしない。共に創るというスタンスがほぼない。それはそのセンセイにも問題があるのだが、そうさせてしまうクライアント側にも責任がある。できあがってからセンセイには文句を言わずに、主婦の井戸端会議のような場所で愚痴を言う。そんな繰り返しでは、ストーリーが見えてこない。依頼する側の責任は、ソレに愛着を持ち、聞かれたときに語ることのできるストーリーを持ち続けることである。

過去に何度も書いたが、デザインとはそれほど難しい言葉ではない。意図的にやると、時に滑稽で、時に邪魔だったりするモノもデザインの一つのカタチだが、もっとシンプルなことだ。

例えば、いつもと違う道を歩くこと。初めての色の服や髪型に挑戦すること。LOHASに言われるような、自分のできる範囲で環境を考えること、その自然な流れもデザインに含まれる。奇をてらうということではなく、贅肉を削ぎ落とすような(まさに欧米では、ダイエットもボディデザインだと呼ばれている)ライフスタイルの変化。「目論見」「企み」「裏切り」「謀る」「驚かせる」、少しネガティブな言葉も、総じてデザインである。

つまりイメージ、頭の中で思っていること(「痩せよう!」「昨日と違う今日にしよう!」ってなことも含んで)をカタチにすることができたのなら、PCなんて使えなくても、あなたの生活は立派にデザインされているのだ。

こうやって何度も「デザイン」という活字を書くほどに思う。会話の中で「デザインっていうのはねぇ……」と語るほどに遠ざけてしまうマチの人々を、近くに引き戻したい。先日も発表があった、外から見るイメージが相変わらずいいらしい神戸だが、そこに住まう人々も自慢できるマチが理想だ。

シンプルに言えば、「三宮にはコンビニが全くない」「盆と正月の神戸は、全商店休業である」「神戸は誰もポイ捨てはしない街 そんなことしたら、飲酒検問くらいに怒られる街である」というようなことができれば面白い。

他に例のないマチ、それも立派なデザイン都市であるはずだ。


※今日のヒトコト
【夕方、生田新道のスターバックスで打ち合わせ トイレに行けば順番待ち フト足下を見ると、コンセントから充電器、その先には携帯電話 「どうせそのすぐ横の席の女の子が、勝手に充電してるんやわ」って感じで見ていると、その女の子二人、僕をチラチラ見る おっ!ちょっとは悪いと思ってるのかとトイレに入ったら、 すでにチャック(死語)が開いていた  「このオッサン、相当漏れそうなのね」って思われてたのかも知れない】


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