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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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朝晩がとても過ごしやすくなった。火曜午後、颯爽と自宅を自転車で飛び出して、塩屋の山を駆け下りる。海までは一気に5分で着く。そんなとき、いつものルフトハンザのストラップ、携帯電話がないことに気付く。「まっ、いいか」と10年前には思えたのかも知れない。しかし今は、そびえ立つバビルか死亡遊戯の塔、ドラキュラ城のようにも見える山の上の自宅まで戻ることを選ぶ(戦いに行く勇者ではないのに)。連絡のやり取り、メール(PCも)、ニュース、ブログのチェック、目覚まし……あぁ、携帯に負けた。いいえ、世間に負けた。

数日前店に、先シーズンまで神戸製鋼Steelersにいたブサイクが、一人フラッとやってきた。今は大学生指導者の立場で、色々勝手の違いを感じているのだろう。実家のある京都に帰っているから、新しい住所を教えてくれた。夏のハガキが届かないから、嫁さんも心配していたようだが、この夏は誰にも送っていない。突然来月くらいに送る予定だが、筆が走ればのことである。

店のカードキーを持ってるお客様のデータがある。流出すれば小遣い稼ぎ以上の価値はありそうだが、公私共に人を売るようなことはしない。そのブサイクの住所データを変更していると、趣味の欄に「ダンス」と書いてあった。アホである。

雑誌ライター・ミゾクティーンがやってきた。いつか、ラビット吉川とEHバンクで「できる男はオフィスノーリターンで酒飲みながら打ち合わせ」的取材の時にも世話になった子だ。独立したブルマンの相棒のようで、とても稀有なキャラクターでもある。こういう頭のいい子と話をするのは面白い。彼女の実家、九州にいるお母さんに数年前に依頼した「枝付き干し柿」の完成はまだのようである。おそらく、陶芸家のようにチガウ!チガウ!と何本も木を折っているのだろう。

そこで街事情と言うか神戸事情と言うか、そういう話をし出すと止まらなくなって、昨今の雑誌事情にまで僕は首を突っ込んでこんな話をした。

「所謂情報誌のほとんどの思惑は、そこで見た店に読者をすぐに向かわせる風潮があるよね イマドキ情報過多で出店サイクルが早いことも知ってるし、今を逃せばもう食べられないかも知れない的『旬の履き違え』文体も多い それゆえ、ストックされる雑誌(昔で言うとスクラップ・切り抜きとか)は少なくなった そう言や海外の雑誌ってディスプレイにもなるのに、ナンで日本の雑誌の多くは新聞・段ボールの日に捨てられるのかね ストックしておいて、いつか行こうなんて数年後にも残ってる店を取材して欲しいねぇ」

そう言えば、僕の店には「雑誌で見て気になっていたんです 3年越しにやっと連れてきてもらいました」という人が、年に何人もいる。まぁ、所在地が載ってない場合がほとんどなのだから辿り着けないわけで、この話とは別モノなのだが、「いつか行きたい店」と言われるのは心地いいものである。

しかし夏も終わりそうな9月、こうも静かな店だと、

「今すぐ行ってやりたい店」の一つに加えていただきたいものである。


※今日のヒトコト
まぁ、お陰で昼の仕事がススムくん


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