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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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8月最初の日曜日。朝からのどろんこバレー参加を今年は止めて、夕方からのワインセミナーに備えて少し寝た。その日は、前回のセミナー時に約束した、日曜開店も考えていたからだった。

セミナーは相変わらずにワインも料理の話もしないで、バカ話(老眼の気があるので、ラーメンのスープを飲むときには目をつぶらないとスープが押し寄せてくるという話、いきなり老眼鏡を掛ける前にまずは伊達メガネを掛け始めた話)を思いっ切りしゃべり、その後はセミナーに来ていた女性の半数以上の「志賀」来店にあたふたしながら、その女性パワーを感じていた。

女性しかいない店の唯一空いていた一人席に、サイトを見て営業を知った同い年・新喜劇役者ミドリ色のヤクザを座らせた。熊本帰りに立ち寄ってくれ、板宿に住むオヤジさんに馬刺を土産に持って帰ってきていた。「オヤジさん、奈良漬け食べへんかなぁ?」僕は店にあった、瓜と胡瓜と西瓜の奈良漬け詰め合わせの一つを、オヤジさんにあげた。この漬け物は、京都の同級生が経営する漬物屋「五條長兵衛」のモノだ。なぜかオヤジさんに食べさせたかった。

深夜0時を境に皆が帰った後、明けて8月7日。僕にとっては、この店の11周年となり、一人噛み締めながらも、特にこれといって何もしないで帰路に就いた。

自宅では、日々覗くサイトが幾つかある。あるラグビー選手の日記には、亡くなったオヤジさんの話が書かれていた。それとなく本人からは聞かされていたが、最近地元に帰って接した人々の話で知った生前の父親のこと、ふるさとを愛おしく想い直したことが彼の言葉で認められていた。彼は泣いたようだが、僕も違うことを想って泣けた。

偶然にも、知人女性アナウンサーの日記にも、数ヶ月前に癌になったお父さんの病室での話、そこから一緒に見ようと話している花火大会まであと6日だということが書かれていた。僕は、「いつまでもあると思うな……」と、今年始めに引いたおみくじに書いてあった諸々のことを思い出していた。

不思議なモノだ。神戸に来て15年。生まれた京都とは違うこの場所に、来年できる商業ビルのデザイン、海外ブランドの独占プロモーションを考え、それとは別に神戸の様々な施設をディレクション、ずっと想い続けてきたプロ野球やラグビーに関わる話や、コラムの案件もある。そろそろ契約飲料メーカーの話も幾つか動き出す。一人の身体でできる限界もあるが、幸せなことに仲間がいる。やらなければならないことよりは、やりたいことができている。

しかし目の前には、偶然日曜日に届いた二つの手紙がある。
別々の場所から送られてきた、僕の父親と母親からのものだ。

答えは、もうすっかり大人であるはずの子供が出す、僕の想いに掛かっている。


※今日のヒトコト
暗い話っぽいが、そうでもない


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