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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
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金曜日、茹だるような暑さが押し寄せる。昼の国道、気温計は33度。しかし体感温度は沸点を超えそうで、海にでも飛び込みたい気分になる。

2つある店のエアコン1機がぶっ壊れて、手痛い出費を覚悟しなければならない。部屋が一つしかないのに、定価で買ったら家庭用のエアコンが5台くらい買える。幸いに、僕には内装工事や電気工事のブレーンがいるから、色々融通を聞いてもらえる。梅雨明けを目の前に、なんとか間に合いそうでホッとしている。

近頃は平日に人が来る割には、週末は静かなもんである。僕のような店は、給料日後とかイベントとか、週末だとかはほとんど関係ない。むしろ花火大会やルミナリエなどの日は、閑散としている。こうなりゃ、自らイベントをつくるしかないと、8月にまた、バーテンダーズナイトでもやろうかと思っている。夏は、ちょっとした祭りが似合うというものだ。「浴衣ナイト」なんていい。

さて、夜の店。神戸のOB・トメが一人でやって来た。酔ってるのはいつものことだが、今日は寝不足と相まって、接待疲れで眠たいらしい。他にお客様がいなかったから「ソファで寝てもいいぞ」と言うと、待ってましたとばかりに190cm近い図体をソファ一杯に横たえた。

そういうときに限って雰囲気重視の男女が入ってくる。「ちょっと隠れ家(死語)みたいな店があるんだ」「あらステキ!口説かれてみようかしら」なんて入ってきたのかも知れない。僕もそういうときは演出する。それが、普段来ていただいているお客様にできる、バーマンとしての礼儀である。

「グォ〜、グッ、グォォォォ〜〜〜」

トメのイビキである。

「すいません、ラグビーの後輩が奥で寝てるんです」

普段の関係性が、お客様を笑顔にさせるのは良かった。

「フガッ」という声に、イビキは落ち着いて、またいい雰囲気になる。そうこうしていると、今度はヤツの携帯音がけたたましく鳴る。ヤツは出ない。僕はすぐにソファに行きボタンを押すと、寝ているトメを左手で起こし、彼の右耳に携帯をあてた。まだ彼は横たわったままである。

「モヒモヒィ〜」

寝ぼけ声でヤツは話す。僕はその間、携帯を支えてる。

僕が明治大学出身だったら、このデカイ子供のような男に頭突きを喰らわせてる。まぁ、一緒にラグビーをやってないし、後輩というよりは弟のような男なので、これも手の掛かる子供だと割り切っていた。トメは電話が終わると「帰ります!!」と言って、一杯の酒も飲まずに深夜の街に出ていった。

日曜の休みに、海に行こう。飛び込んだ方が良さそうだ。


※今日のヒトコト
トメのように身体を張った、印象深い選手が増えるべきだ


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