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深夜、全英オープンが終わった。タイガーウッズは何なんだろうね。観せる、魅せることを知っている。クラブセッティングを見れば、アイアンはマッスルバック。あのフォージド見ると、キャビティに逃げそうな僕の気持ちをグイッと引き戻してくれる。ヤクザ映画を観た後の肩で風切るみたいに、ゴルフ、上手くなりたくなっている。訳解らなくてすまねぇ。
大雨になる前に、京都から神戸に戻ってきた日曜日。市バスを利用する京都はいつ以来だろう。中には地元利用の人と混じって標準語を話す女の子や、一日乗車券を手に持つおばさんがいた。京都市内はほとんど220円（僕が以前乗った時には200円だった）でどこへでも移動できる。山に囲まれた盆地特有の料金システムは、外からやって来る人々にも優しい。
僕は北白川に用事があったんだけど、この日乗った5系統のバスは「まんま観光コース」であることが分かった。では、終点から案内しよう。
北区の岩倉。昔は同志社大学ラグビー部の練習場があった。そこから、京都議定書会議のあった国立京都国際会館、建築として見ると面白い。次は宝ヶ池。珍しいプランクトンが生息するらしく、掘り起こすことができない。人知れず自殺の名所となっていると、マコトしやかな噂があった場所である。いよいよ北白川から南下、銀閣寺。釜揚げつけうどんで有名、僕の好きな「おめん」がある。そして天王町、南禅寺近くを動物園前、芝生が綺麗な野球専用岡崎グラウンド、平安神宮、前方に京都会館を見ながら左折で大きな鳥居をくぐると、府立図書館、京都美術館、近代美術館を通るのは神宮道。三条通に出れば、東山。三条河原町を下がる、四条通りへ、そして烏丸。あとは南へ真っ直ぐ行けば京都駅。
僕のルーツが一杯詰まってる場所。ぜひ京都に電車で行かれる方はどうぞ。
以前書いたが、晴天を見越しての観光都市化計画は限界がある。雨に移動が楽で、そこならではの情緒がある場所に導いてくれる。そんな交通コースが幾つも存在する街が、本当の観光都市なんだと思う。
神戸にもヒントになるな。
※今日のヒトコト
【夏は単純に、 滅茶苦茶怖い「お化け屋敷」もいい 子供の頃、京都タワーや比叡山山頂遊園地のお化け屋敷、それだけのために行ったもんなぁ】
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