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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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ホテルで目覚めた遅めの朝、ブッフェに行く。いつものホテル朝食に、芝エビと茄子の煮物が追加されていた。僕好みの味であったが、願わくばシシトウも入れて欲しいなどと考えながら、その後の参列に、少しばかり緊張していた。

そこからタクシーでワンメーター、メリケンパークのすぐ横にホテルオークラ神戸はある。神戸で大規模な婚礼や記念式典など、宿泊と併せて未だに高いステイタスとして君臨するホテルである。神戸を象徴するデザインモチーフには、ポートタワーと海洋博物館、そしてそこにそびえ立つオークラで大抵構成できる。交通の便がいいようで不便なのは、大阪中之島リーガロイヤルホテルと似ている。それで信頼を保つのは、それなりの理由があってのことだろう。

午前10時50分チャペル前にとの案内だったがギリギリに到着。クロークに荷物を預けるとすぐさまチャペルに駆け込もうとする。後方から「志賀さん!」と声を掛けたのは新郎新婦であった。親御さん共々、彼等は一張羅(死語)である。なぜか二人を凝視できずの、少々親心のようであった。演出形無しの、「志賀、先に式場に入るの巻」とならず、控え室にて数分、その時を待っていた。

式、写真撮影、そして34階での会食。親族入れて20数人。平日の大安に、静かな婚礼となった。途中スピーチを頼まれていた。百数十人の経験はあっても、この身内の宴での挨拶は、少し緊張した。出会いと関わりについて話した。

僕は二人共を知っていた。それぞれがまだ出会う前から、一人で店に飲みに来ていたからだ。1対1で話をするようになると、自然に信頼関係ができていた。

彼は頭のいい男だった。15年ほど前、彼が神戸大学の学生時代にバイトしていた映画館で知り合った。物腰が柔らかく、男女問わずに話の幅を持っていた。

彼女も頭のいい女性だった。第一印象は個性的ではあったが、話すほどに古風な側面を持つ子だと思った。しかし、主張はしっかりと持つ女性であるとも知った。

彼等は、彼には彼女が、彼女には彼が、それ以外にはイメージがし難い二人だ。月並みな言葉で言えば「お似合い」なんだけれど、付き合うほどに似たもの同士になるという前に、既に似ている感じがする。ちょっと浮世離れした宇宙人のようであるし、外国人のカップルのようでもある。これは大いに誉め言葉である。

付き合いの切っ掛けとなったのは、昨年8月7日僕の店の10周年。彼にはパーティーのプロデュースを、彼女には受付を手伝ってもらった際に芽生えたことだ。特に彼とは「最近、女性関係どうなん?」とは全く干渉しない仲だから、僕は鈍感で暫くは気付いていなかったのだが、「如何にも」の紹介で始まる関係よりも変な気遣いが生じないのがいい。ともかく切っ掛けであることが嬉しい。

過去にも書いたが、店や僕の家、企画したイベントなどで交際が始まり結婚となった二人がもう何組かに上る。これをお見合いビジネスと捉えれば、僕はただの「意図的やり手じじぃ」である。それはとても格好が悪い。

日曜といいこの日といい、思い出深い婚礼となった。
関わった限りは行く末を見続けたい。

それは、自分の手から離れたデザインや酒と同じように尊いものである。


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※今日のヒトコト
ウメ&ハルちゃん、お幸せに!


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