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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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寒いくらいの風がある塩屋で一日を過ごし、夜はやはり店に立つ土曜日。

別れた妻が再婚するタイミングで神戸に戻ってきていた東京のIクンが、ピッタリ20時のオープンに来た。いつもはもう少しゆっくり神戸で過ごすはずが、今日はすぐにでも神戸を出たいと言う。なら、僕の店なんかに寄らないで帰ればいいじゃないかという矛盾にも、僕はいつものように受け入れて、差し入れのさくらんぼを頬張りながら同じく角瓶を飲む。いつもより少しほろ苦い味がした。

2冊目の本を出した女性が一人、カウンターで酒を飲む。神戸を僕より昔から知るその人からは、僕が声高に言う神戸再生の糸口、ヒントがたくさん聞ける。

話は須磨から明石へ、海沿いの店の「昔と今」に移る。未だに僕の学生時代から残っている店もあるが、今はアウトレットモールや人工海岸になった垂水・ウェザーリポートに代表されるようなデートスポットは少なくなった。コンビニやジャンクフードなどの飲食チェーン店が、海の合間に立ち並ぶ。その昔カセットテープが主流の頃には、ここでサザン、ここを過ぎたらユーミンとBGMを編集したヤツがいた。そういったロケーションは、少なくなった。

どこにでもありそうなハリボテの風景は、すぐに建て直すことができる舞台セットのようである。そこに店を出した人や、働く人の本気度を感じない。企画モノのテーマパークのようでもある。「いつ終わってもいい」「できるだけコストを掛けない」そんな建造物は、一目でその場所を走っている風景とは認識されない。(なぜかそういうモノは、スペイン村のような異国外観が多い)

そう言えば、元町一番街がオカシナことになっているのは前にも書いた。人通りのある大丸側の入口にはファッションビルがあり、その向かいにはドラッグストア・マツモトキヨシ、キャッシュオンデリバリーのベーカリーカフェなどがある。以前その辺りにあった「丸善」も「不二家」も今はもうない。懐かしい店は数えるほどになった。元町商店街は、その奥、西に行くほどカッコイイ。僕はそう思っているが、人通りはその格好良さに反して少ない。

書道用具の専門店。
船乗り専門の仕立屋。
憩いの場であるカフェでない喫茶店。

共通するのは、店構えも立つ人も「頑丈」で「想いがその場所にある」ことだ。

作り直しの利かない、調和の取れたマチ創りがしたい。


※今日のヒトコト
日曜京都入り!!


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