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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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録画していた「ガイアの夜明け(近頃、力のあるドキュメントが好評のテレビ東京系)」を観られないまま、水曜昼間の神戸に飛び出した。

六甲ライナーに乗るのは、何年か前の神戸コレクション・Chestyのモデルで出演した以来である。ウソじゃ。……ファッション美術館に行った以来か。まぁそれくらい訪れていない場所である。職場があるか、住んでいるかでしか行かない埋め立て地は、ここ神戸に幾つかある。商業施設があるにもかかわらず、各個店はなかなか根付かない。ここもご多分に漏れず。

外資系企業P&Gに出向く。ほとんどの商品がディスプレイされてある受付ロビーにいると、外国人訪問客や社内プレートを首から提げた英語を操る東南アジア系の数人が通り過ぎる。案内された応接室には、オリエンタルな屏風と力強い書体の掛け軸。日本法人・前社長の直筆らしい。一度に10数名座れそうなソファに招かれ、パッケージの現状をリサーチ、そしてデザインに対する想い&世間話をおよそ2時間。打てば響く人との対話はいつも楽しい。

P&Gでは、商品を手にとってもらうことを「First moment(第一の瞬間)」、使ってもらうことを「Second moment(第二の瞬間)」と言う。中身がどれだけいいモノを作っても、まず手に取ってもらえなければ流通しないし、ひいては使用することで生まれる満足感へとは繋がらない。僕がパッケージデザインに対する考え方を話した後に「ウチの経営方針を先に調べてきたみたいですね?」という前置きの後、ディレクターが教えてくれたことだ。ちなみに調べてはいない。

『Consumer is Boss.(消費者が長である)』

これも彼等の指針である。

スポーツで言えば「まず試合を観に来てもらう」、そして「いいパフォーマンスを見せる」ことで、『Supporter is Boss』といったところか。(しかしこの辺りを履き違えて、フィールドにいる選手以外のところでのイベントで人を呼び込み、そこでのパフォーマンスに尽力しているという、本来の意味合いからズレているチームが多いのは寂しい現状だと思う)

商品でいう流通、マーケティングを謳うなら、その考え方は基盤となる。時代の寵児、IT長者にはおおよそ関係のない理屈に聞こえるだろう。しかし、エンドユーザーである人には、最もシンプルな言葉としてそれらが響くのだ。

但し、独自性・特異性を追求するなら、その対極を実践すればいい。

店の宣伝をしない。入りやすい間口にしない。

僕の家のような店は、『Shiga is Boss』であるから仕方がない。


※今日のヒトコト
六甲ライナーは無人で揺れて、ちょっと怖い


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