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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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月曜日。前日との気温差7度、26度という極端な気候に新大阪での打ち合わせを終える。連休の間にも、オフィスビルには働く人々がひしめき合っていた。

世の中には教えてもらわないと解らないことがある。赤は止まれで青が進め、黄色は注意。ラグビーのトライには5点が与えられる。いきなり総理大臣には立候補できない……等々。それは便宜上、生きてゆく上でのモラル、フィールドでのルールといったものである。自ら生み出した、気付いた物ではない。

しかし反面、「勝手に身に付いていた」ということもある。

イマドキの美大や建築科、デザイン学校などでは、イチイチ「黄金比」など掘り下げて教えないようである。おそらくは教科書に載っているのだろうが、知識としては教えても、知恵として身に付く学生は少ない。近頃話題の「ダヴィンチ・コード」にも出てくるから、話題として聞いたことのある人もいるだろう。

1:1.618対比の長方形で、人工の環境でも自然界でも、認識に基づいてその黄金比を好んできたことが歴史に残っている。その原理に従えば、過去の評価の高い作品は視覚的にその対比から解析できるというものだ。ギリシャ彫刻の顔も身体も、カッサンドルのポスターも、ミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアも、ル・コルビュジェのシェーズロングも……ともかく、そこまで詳しくは教えないようで、その歴史的事例は、教科書の1ページでしかない。

しかしセンスや力のあるデザイナーやクリエイターが創り上げたモノは、無意識の内にそう表現する。それはどこかで書いた「気持ちイイか良くないか」の判断基準であるが、秀でた能力を備えた者は、その感覚が自然にできている。

いつか書いたように「知識は過去のモノで、知恵は未来からやってくる」という原理で言えば、 法則に基づいて答えを出し続ける人はいつまで経っても知識の範疇に泳いでいるのであり、カタチになったモノがある法則に当てはまっていたと後から解る人には、知恵が付いていたということになる。だから知識で生み出された物は無機質だが、知恵には心が宿る。デジタルとアナログのようだ。

世の中が気持ち悪い。1:1.618の黄金比で、解析しまくりたいもんである。


※今日のヒトコト
GW休日 5/6(土)7(日)のつもり


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