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■ 中毒性日記 2006
志賀のひとりごと、日記に綴ってみました。
変態小説家
志賀による、「志賀」を舞台にした空想連載小説。
志賀自賛
志賀の、「志賀」にかけた想いのあれこれ。
年中ムキューっ
志賀、昼の顔。
The Right ? Staff
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火曜日。無声コメディ映画のように、傘が見事に裏返って飛んでった志賀でございます。役立たずの傘を捨て、久々に雨に打たれました。WAXで濡らしたのではなく、ただ濡れていただけの髪型で大阪まで行きました。僕が母親だったら「見ちゃダメよ」と、言ってたくらいのずぶ濡れでした。大阪駅に着くと、ホームになぜか落ちていた焼鮭が、この暴風雨に晒された僕とダブり、思わず拾い上げ食べました。嘘じゃっ。しかし気になる、鮭でした。

よく待ち合わせや打ち合わせで使った、もう新しいとは言えない新阪急ホテルのカフェに向かう。スポーツブランドの同い年と、女性でも苦痛の2時間半があっという間に過ぎ、神戸のこと、ブランドのこと、ショップのこと、また色々いい話ができた。神戸にぜひ欲しいブランドだ。いや、マジで。

阪急電車で三宮に戻り、まだ降る雨に今週はダメだななんて思いながら北野坂を上るとき、突然思い出した。えらいこっちゃ!!今日はヒロシさんに誘われて、クラブに行く日じゃないかぁ!「薔薇と薔薇」という男の園のような名前の高級クラブ。4月28日でその31年の歴史に幕を閉じる。ママさんもお嬢さんも、店の女の子も、キャッシャーやスタッフの男性も、11年近く店を続けていると知り合いが多い。身分もさることながら、ちょっと苦手な世界ではあるが、有終の美を垣間見たい気持ちはある。おぉ、お水の花道にいざ出陣!

しかし雨に濡れた全身、髪。「夜王」みたいにスーツをビシッと決めるはずが、この大雨で記憶がぶっ飛んでしまっていた。あぁ哀れ、志賀はどう考えても今からゴルフですかぁ〜、やっぱりデザイン業界の人はネクタイをしないんですねぇ〜的なお気楽ルックである。大学の頃、元ヤクザのおじさんに連れられた高級会員制ラウンジ(着物総出でお出迎えの生バンドカラオケ付き)にも、ラグビーの練習帰りのタンクトップ&短パン、サンダルのあの日を思い出す。あれは若気の至りだが、もう僕は41チャイである。やはりえらいこっちゃである。

そして行ってきた、薔薇と薔薇。働いておられる皆さんに会い、お客様の中にも知り合いがいたりして、挨拶しっ放しで盛況の中、多分響の17年を濃い目の水割り3杯ロック2杯強飲んで21時過ぎに、店に戻った。男文化に欠かせない華やかな世界。その栄華が幕を閉じる。目に焼き付けることができた。

時が流れ、流行廃りのある中、31年の重みは立派な足跡だ。
心からお疲れさまと言いたい。心から。


※今日のヒトコト 【 15日(土)バーテンダーズナイト Vol.4 男前編!

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